子どもたちと、「お笑いサイエンスクッキング!!」  | 「衣食住育学」石川幸夫のブログ

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教育畑40数年、猫好き、子ども好き、音楽好き!幼児、小学生の算数指導用に、水道方式のタイルを独自開発。教育評論家・教育研究家・子育て評論家としても活躍中です。

 

 TODAY'S
 
親でもなく、先生でもない

■イベントに見る新たなコミュニケーション

 今日もご訪問頂きありがとうございます。

 

 先日の日曜日に行われた「子育てHOTLIVE」。私は、オンラインで参加し、画面を通し全体を見る立場にあるのですが、中に消極的な子がいます。どうしたら良いか迷ったり、こうした子は、自分に自信を持てない子が多いのです。

 

 この「子育てHOTLIVE」で子どもたちサポートをしてくれているのが、ママ芸人、パパ芸人さんたちです。画面を通し、「あの子に話しかけてもらいたい!」と思い見ていると、次の瞬間、さりげなく話しかけ、料理の手順をサポートしてくれます。ある、女の子は、ぽつんと一人不安そうにきょろきょろしていたのですが、芸人さんだけに、子どもたちの反応には敏感です。直ぐに傍に行き、優しく、そして、気軽に、更に、面白く接してくれます。まさに「お笑いサイエンスクッキング」です!

 

 親でもない、先生でもない、近所のおばさんやおじさんでもない、友達のお母さんやおお父さんでもない、面白く、優しく接してくれる芸人さんに、少しずつ心の扉を開く子どもがいます。お節介を焼くわけでもない、指示や命令をするわけでもない、けして怒らず、笑顔で接してくれる。それ以上に、話を聴いてくれる。そんな大人との関係が、子どもたちの安心感になり、次第に料理に夢中になって行きます。

 子ども一人一人に向き合い、気を配り対応する。芸人魂に火が付くときは、会場にだらりとした空気が漂い始めるときです。すると、芸人さんの元気な声が聞こえてはじめ、次第に、空間の空気が変わり、子どもたちから笑顔が見え始めます。どこかしらけムードの空間を嫌い、なんとも言えない間を嫌い、笑顔を求める芸人さんの存在は、気楽に話しかけられる空間となり、消極的な子も進んで芸人さんに話しかけます。どんな質問にも笑顔で答え、興味の輪を広げていきます。

 こうしたライブ環境に、最近ではリピーターの子どもたちも増えてきました。新たな子どもの居場所ができたようです。変化してきたの子どもたちだけでなく、最近では、保護者の方々の見学も増え、一緒に参加しても良いのですが、普段見ない子どもの姿を楽しんでいるかのようです。そして、寄せられる質問が、なんでお話せる、聴ける雰囲気から小さいころから疑問を持っていたことを質問される親御さんも出てきました。

 

 『「キロ」は、どうして重さでも長さでも使うのですか?」』誰もが当たり前に感じている単位の表記ですが、「km・kg」の「k」について、小学校で教わった記憶がない方は多いのではないでしょうか。こうした質問も気軽にできる環境が生まれてきたことにとても感動しています。

 

 先ほどの解答は、『kは「1000」を意味する言葉で、言葉の前につく「接頭語」にたいして、単位の前に付ける「接頭辞」(せっとうじ)になります。ですから、2kmは、2000mを表すことになります。』多分、「接頭辞」という言葉を初めて目にする方、聴かれる方も多いはずです。

 

 この「子育てHOTLIVE」は、普段、当たり前のようだけど、なかなか出来ない体験や経験(今回、初めて卵を割った子が数多くいました)、親でもない、先生でもないお大人とのコミュニケーション、そして、「サイエンスクッキング」として、日常にある科学的体験と学び、お笑い芸人さんと教育者が作り上げるイベントが注目され始めました。子どもたちの笑顔、笑い声は良いですね。大人たちもつられて笑顔になっています!!