学習の管理 | 「衣食住育学」石川幸夫のブログ

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教育畑40数年、猫好き、子ども好き、音楽好き!幼児、小学生の算数指導用に、水道方式のタイルを独自開発。教育評論家・教育研究家・子育て評論家としても活躍中です。

 

 TODAY'S
 
学習計画

■塾で学ぶべきこと

 

 今日もご訪問頂きありがとうございます。

 

 今朝は、大谷翔平選手の通訳水原さんのとても残念なニュースと緊急地震速報が入り混じり、慌ただしい朝になりました。外は相変わらずの強風で、数年前からドラマロケなどのシーンを見て、「風の強い日が多くなってきたから、撮影も大変だね!」と言っていたのを家族が思い出し、あの時から地球の気候がおかしくなってきたと実感しています。


 幼児教育から始まり、子どもの学習には段階があります。幼児期は、学ぶ対象の範囲を広げる好奇心を養うことに適した時期です。さらに年中から小学3年生頃までは、学習の土台となる、基礎学習をしっかり身につける時期で、この頃までは、学習に関して教わる時期だと言えます。

 

 ただ、大切なことは、自分から進んで学ぶ意思を高め、養うことで、丁度、脳の本能である「知りたい」ととても強く思う時期が、幼児期に重なります。学力の高い子の持つ、自己教育力はこの頃を土台として高まっていきます。

 

 勉強の嫌いな人から見ると、本を読んだり、楽しそうに問題を解いたりする光景はとても信じがたいようですが、それこそが、学習の醍醐味だと感じているはずです。それは、特別な人でも、変な人でもなく、学ぶことに知的好奇心を満足させる理由があるからだと思います。ゲームでは飽きることが多いのですが、学習は、「未完のタスク」であり、奥が深いのが特徴です。

 

 話はそれましたが、小学校高学年から必要になるのが、学習の計画性です。そして、それは、自分で行う学習管理になります。この学習計画と学習管理は、出来る子の特徴でもあります。そこにあるのが「優先順位」で、今、何をすべきかを理解することです。本来、塾などで学ぶべきは、管理された学習ではなく、自分で管理する学習で、この方法を指導するのが塾の大切な役目なのですが、解き方の指導が中心になって、分かるまで教えますという、自力学習から離れた、依存型学習になっているかもしれません。

 

 プログラミング、探求学習と、それまでにない学習空間が広がりを見せ、これまでの受け身の学習から脱すること、そのように指導することが教育界の課題になっています。学校教育が民間の力を必要としている、その背景には、今まで以上に教育への投資が意外にも大きな意味を持っているからなのかもしれません。