子供の周りは誘惑でいっぱい | 「衣食住育学」石川幸夫のブログ

「衣食住育学」石川幸夫のブログ

教育畑40数年、猫好き、子ども好き、音楽好き!幼児、小学生の算数指導用に、水道方式のタイルを独自開発。教育評論家・教育研究家・子育て評論家としても活躍中です。

 

 TODAY'S
 
子供の能力を削ぐ環境

■環境の変化

 今日もご訪問頂きありがとうございます。

 

 テクノロジーの進歩は、私たちの生活リズムを変え始めています。コロナウイルスの蔓延は、仕事のスタイルや学習のスタイルまでも変えました。社会環境、教育環境は、デジタル化が一挙に進み、その環境変化が、子供たちの生活リズムを狂わせ始めています。

 

 子供社会では、既に携帯からスマホへ移行するころから、変化が出始めてきました。それは、情報量の驚異的増加です。そこから、吸収力の優れた若者たちから、大人が考える以上の使い方で、スマホを使いこなしていきました。そこから得られる情報は、子供の興味や関心を誘い、学習能力の伴わない精神年齢の高まりを示しています。

 

 それまでの子供たちとはけた外れに近い情報量は、子供の学習環境に入り込み、興味関心の目や耳を、新たな情報や、ゲーム関係に向けさせ、最近新たに指摘されている、後天的発達障害の環境汚染による影響から、子供たちの発達に悪影響を及ぼし始めています。

 

 子供たちの読書量の低下は、学力に比例し、身体も含めた相対的に低下の道をたどり始めています。それは、大人同様、ストレスによる発達障害をも誘発しています。こうして、以前、先天的と言われていた発達障害も、後天的発症の要因が増えてきました。

 

 情報のデトックスが必要な時期に入ってきました。我が子に、いつスマホを与えるかではなく、いつまで、スマホからの影響を避けることができるかが問われています。睡眠障害、スマホ依存、ゲーム依存はすでに後天的発達障害として挙げられています。子供を守る、その言葉を今一度考える時期だと思います。