子どもの可能性を探る
◆基礎能力は9歳までに!!
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今年も、知人から教わった梅干を漬けました。また、簡単にできる梅煮も作ってみました。梅は、奥さんの実家、会津喜多方の両親が送ってくれました。毎年、たわわに実るそうです。今まで食べるだけで、作るなんて思ってもみなかったのですが、一度やってみると面白く、梅煮など、炊飯器に梅と氷砂糖を入れ、あとは保温にするだけでできます。同時に梅シロップができるので、炭酸で割るとさわやかな飲み物になります。夏場には最高です!
梅の可能性だけでなく、子どもたちの可能性も探らなければですね。以前は、知識優先の教育がまかり通ていましたが、ご存じのように、子どもには、様々な可能性があります。
最近では、「5つのQ」と呼ばれる指数が注目を浴びています。代表的なのが「IQ」で「Intelligence Quotient」で、いわゆる知能指数です。これは、人間の知能のレベルを数値化したものです。この場合の「知能」とは、単純に学習等によって得た知識等だけでなく、「さまざまな状況や環境等に合理的に対処していくための土台となる能力」になります。
そして、IQに代わるか、IQと共に大切だと言われ始めたのが、「EQ」で「心の知能指数」と呼ばれています。今では、非認知能力、社会情緒的スキルなどと呼ばれ、「自分自身の行動の動機付け」「挫折しても、そこからしぶとく頑張れる能力」「目の前の衝動を制御、抑制し、快楽等を我慢できる能力」などがあげられ、いかに自分や相手の感情を理解、把握して、状況に応じた感情のコントロールできるかを測るものです。
更に、「AQ」、これは二通りあり、「逆境指数」「達成指数」があります。正に読んで字のごとしです。また、時代を反映した「SQ」「社会的指数」があります。昨今、回転ずし店で、若者の蛮行が目立っていますが、まさに、若者に限らず、社会全体の「社会的指数」の低下が叫ばれています。
最後に、子どもたちの成長に欠かせない「CQ」(Curiosity Quotient)「好奇心指数」があります。あふれる情報の中から、自らの好奇心をそそる情報の選択など、情報化社会には必要な能力と言えます。
知能指数、心の知能指数、逆境指数、達成指数、社会的指数、好奇心指数、これらすべての指数は、幼いころからの経験、体験、学習などで培われ、その基礎能力が養われていきます。これら指数という文字の前にある、知能・心・逆境・達成・社会・好奇心を見ただけで、教育でも、社会でも求められている「力」が何かわかります。
これまでの教育は、「教え込む」ことが中心で行われてきました。子育ても、ほぼ、これにならい行われていました。しかし、情報化社会、併せてデジタル社会では、人としての総合力が問われています。半面、一つの能力に特化した人材も求められています。まずは、幼児期から、偏ることなく経験や体験、そして、遊びと学びの場を子どもたちに与えることが大切だと思います。
教育と子育て、それぞれが協力して、子どもを育むことが求められていますね。おおむね、こうした能力の土台は、9歳までに決まると言われています。これは、人格、性格が形成される時期と重なります。