家庭学習 | 「衣食住育学」石川幸夫のブログ

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教育畑40数年、猫好き、子ども好き、音楽好き!幼児、小学生の算数指導用に、水道方式のタイルを独自開発。教育評論家・教育研究家・子育て評論家としても活躍中です。

「家での学習」

 家庭で行う学習は、主にホームワークと自主学習の2つに分けられます。また、テスト前や受験等の特別な学習も含まれると思います。一般的には、ホームワークすらしない子も決して珍しくありません。しかし、ホームワークの扱いは成績に関係し、最近受験等で重要視されている内申にも影響することから、嫌々行う傾向にあるようです。
そんな彼らにとって学習とは、まさしく「苦学」であり、「楽習」ではなさそうです。

 人が気持ちよく、そして、積極的に働く要因は5つあると言われています。

 /頼されていること
 必要とされていること
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 学習は、何の為に行うのかを幼い時からしっかりと伝える事が大切です。何度かこのブログでも書きましたが、「学ぶと言うことは人の為、そして巡り巡って自分の為、感謝の気持ちを表したものが学習」だと子ども達には伝えています。自分自身、バースディースーツに着替えたとき、自らが作ったものなど一つもないことに気付きます。楊子1本すら自分ではつくっていません。全ては様々な人が発明・発見し製作してくれたものばかりです。身に纏うものもそうです。学ぶと言う行為は人の自然な行いです。それは、図らずも幼児が証明しています。原点を見る、時代は「正論回帰」に入り始めています。

 家庭学習、つまり、自学では何をすべきでしょうか。基本は2つで、そこに幾つかの要素が加わります
 
 \爾鮟个后米匹燹泡音読
 ∧犬鮟颪(書く)→書写
 
 読む事については、小学生以上は教科書の音読です。教科は問いません。毎回教科書を取り替えて読むようにします。音読時間は3分です。できれば、ストップウォッチで計り、毎回読んだ文字数を数えます。それはしっかり記録しておきましょう。書写も同様です。ただし、書写には段階があるります。段階に沿って行い、これも制限時間は3分です。音読同様文字数を数えます。それぞれ文字数を数えましたが、その意味は、子どもの努力の結果が客観的に見られるためです。勿論、学校のテストにも反映されますが、ここにも見えない学力がしっかりと定着し、成果を上げています。
 その他、計算問題はアルゴリズムに則り行います。計算を言語化することが大切です。計算も5分以内です。

 家庭学習で大切な事があります。学校で受けた授業内容を書き出すことです。今日、学校で何を教わってきたのかを書きます。勿論箇条書きで構いません。私の教室では、「今日、何を教わってきた?」と良く尋ねます。しかし、驚くことに、子ども達はこの質問に素早くy答えられません。彼らは、今日、学校で受けた授業の内容を記憶していないのです。これは、何を意味するのでしょうか。
 家庭学習は、それ自体、習慣化させなければ意味がありません。まずは、できるところから、時間を区切って行い、段階を踏んで、学習時間を少しずつ延長していきます。それも、一挙に上げるのではなく、1~3分間隔です。これも感覚教育です。

PS
 明日は、眼科に行きます。場合によってブログの更新ができないかも知れません。予めご承知置き下さい。