​〈移動編〉タンザニアからマラウイ 〜タンザン鉄道に乗る マラウイ入国で事件発生!?〜


 

まとめ
(移動)
ダルエスサラーム→ムベヤ/鉄道/45000シリング(2600円)/1200km/26h
ムベヤ→国境/乗合バス/5000シリング/2h/30km
国境→カロンガ/乗合タクシー/2500MK(300円)/30km/2h

(宿)
kC-Lodge-Lodge(ムベヤ)/1500円/Wi-Fiなし/蚊帳あり・温水は出る
New Begas Lodge(カロンガ)/1600円/水シャワー・Wi-Fiなし・朝食あり

(ビザ)
マラウイ 55ドル
※アライバルビザは廃止されているので注意!

ダルエスサラームからマラウイまで行くには二つの方法がある。

一つはバスでムベヤまで行く方法。

そしてもう一つが鉄道で行く方法。

そしてその鉄道がかの有名な「タンザン鉄道」というやつである。

多くの旅行者はこれに乗りダルエスサラームからザンビアのニューカピリムポシ駅まで三日かけて行き、そのままビクトリアの滝まで向かう。

マラウイに行きたかった僕は途中駅の「ムベヤ」というところで降りて、バスでマラウイまで向かうことにした。

以下に鉄道の概要を記載しておく。


 
概要
曜日:火曜 金曜 14:30〜
クラス:一等 4人ベット
   二等 6人ベット
   三等 椅子
予約方法:直接駅に行くor電話予約
     →人気なので早めに取ると良いらしい

まあ詳しいことは歩き方などに載ってると思うのでそちらを参考にされたし。

2023年現在他のブログなどと情報は変わっていなかった。




僕は予約をしていなかったので当日の朝行ったが二等寝台が残っていた。

当日だとキャンセルが出ていくつか空きがでるという話もあるので、予約していない場合前日よりも当日行ったほうが良いかもしれない。




電車は時刻通り到着。

普通に半日や1日遅れるという話も聞いていたため一安心。

乗り込んだ寝台列車には僕の他にタンザニア人のおじさんが5人いた。

みんなそれぞれ途中で降りて、また新しい人がどんどん乗ってくるっぽい。



↑インドよりきれい


二等寝台は二つくらい?だったがコンセントがあり充電できる。

真ん中のベットを取ると昼間は畳まなくてはならないので、できるだけ下か上をとったほうがよい。




タンザン鉄道には食堂車やバーもついている。

たしか400円くらいで上のような飯が食えて、けっこううまい。

夜のバーは音楽がかかっていてかなり騒がしかった。


そうして1日と2時間ほどたった午後4時すぎにムベヤに到着。

国境は5時ごろに閉まるらしいので、とりあえずムベヤに一泊。

情報もないので適当にGoogleマップからホテルを探す。

こういうときは、口コミが5人以上あって評価が4以上のところを探すと外さない気がするけど、みなさんどうでしょうか。




そして探し出したのが上記の宿。

ちっちゃいゴキブリなどはいたがベットは清潔で全然許容範囲。

一泊1600円。



↑レストランもついてた。謎の葉っぱおいしい。


翌日、マラウイに行くために早起きしてまずはバスを探す。

宿を出た大通りの乗合バスに乗り、国境行きのバスターミナルへ向かう。



このバスターミナルで適当にボーダーと叫んでおけばバスに乗ることができる。

いよいよ2週間いたタンザニアともお別れ…


タンザニアの出国審査を済ませ、マラウイの入国審査に望む。

が、ここで事件発生。


僕「アライバルビザ取りたいんだけど」

係員「ないよそんなもん」

僕「え、あるって聞いたんだけど」

係員「いや、事前にネットで申請する必要あるよ」


はあ?と思ってとりあえずマラウイのsimを買い確認してみると、なんと本当に外務省のホームページにその旨が書いてある。

おいおいおいおい!!!

ほかのブログで「アライバルビザをとった」という情報があったので取れると思い込んで最新情報の収集を怠っていた。


まじか…

最悪タンザニアの出国を取り消してもらうしかないか…

そう思いつつ、国境が閉まる前に審査が完了することを祈りネットで申請してみる。

すると

クレジットカードが全部はじかれる

ん〜なんで?

マラウイなんていう国のサイトにアクセスしているからだろうか。

クレカで払えなければマラウイに入れないわけで、それはなかなか渋いので、係員に相談。


僕「クレカ使えないんだけど…」

係員「はあ…ちょっとまって」


ここで別室に連れて行かれる俺。

そこに待っていたのは恰幅のいいおじさんだった。


僕「クレカが使えないんです」

おじ「見せてみろ…ふむ、もう一回やってみなさい」

僕(3枚のクレカとVISAのデビットで試すが失敗)

おじ「ふむ…君が適当に申請してるからでは?」


たしかに僕は親のパスポートの欄など知るはずもなく、適当に自分のパスポートの写真をはっつけていた。


僕「でも、親のパスポートなんて持ってないし、親は今日本だし…」

おじ「なんでマラウイにきたの?」

僕「美しい自然…マラウイ湖をみたいんです!!」

おじ「そうか…!ドルは持ってるのか?」


なんということか、さすがアフリカの良心、Warm Heart of Africa、特別にアライバルビザを発給してくれるという。

テンキュー、テンキュー、アイアプリシエイトフォーユアコーポレーション。

最大限の感謝を述べ国境を去った。


国境で4時間ほど時間を要し日も暮れかかってるため、今日は近くの街で一泊することに。




しっかしこのカロンガという街まで行く乗合タクシーで早速洗礼を浴びる。

写真の違和感にお気づきだろうか。

車はトヨタの5人のり、なぜか私は三列目に座らされている。

そう、マラウイの移動、えげつないのだ。

この日は5人乗りの車に12人ほど➕荷物をぎゅうぎゅうに乗せた状態で出発。

普通に死にそうだった。



とりあえずこの日は適当なホテルで一泊。

いろいろあって本当に疲れたが空を見ると満天の星空が広がっており、マラウイ来てよかったな〜と思った。