タンザニア⑥ 〜アルーシャからモシ キリマンジャロが見たいだけ〜
まとめ
(移動)
アルーシャ→モシ/5000シリング(600円くらい)/2時間半/乗合バス
(宿)We Travel Hostel 1200円✖️2泊/ドミ/Wi-Fi お湯 蚊帳あり/レストラン併設
サファリを終えて次に目指すのはアルーシャから東へ100キロほどの街、モシである。
多くの旅行者はこの街を拠点にキリマンジャロトラッキングを行う。
え、僕はどうするかって?
実はわたくし、大の登山嫌い。
高尾山を登るだけでも疲れ果てて口も聞けなくなるので富士山すら登ったことがない。
そんなやつがキリマンジャロに登るなんて死ににいくようなものである。
しかし山を見るのは好きなので、休養も兼ねてモシに2泊することにした。
モシへ行くバス停はアルーシャバックパッカーズを北にすぐである。
適当に叫んでいれば誰かが教えてくれる。
走ること3時間弱、モシに到着。
宿に荷物を置きさっそく散歩をしてみるがキリマンジャロは見えない。
なんでも霧が掛かっていて、全体像が見えることは滅多にないらしい。
しかし散歩をしていると素晴らしいものを見つけた。
韓国料理屋である!
Jay’s kitchenというらしい。
いろんなメニューがあったが高かったのでキムチチャーハンを注文。
1000円くらい。
久しぶりのアジアの味に涙が止まらない。
モシの街を歩いていると、いろんな旅行会社の人に声をかけられる。
これがかなりしつこく、アフリカ旅行中ではナンバーワンだったかもしれない。
ちなみに、モシから西に10キロほど行ったところに天然プールのようなものがある。
そこに行こうと思ったのだがどうもタクシーを使わないと行けないらしい。
旅行会社のやつに聞いたら100ドルとか言って吹っかけてきたのでめんどくさくなって行かなかった。
↑二日目の昼食(400円くらい)
さて、二日目も朝から散歩していたのだがどうにもキリマンジャロは見えない。
しょんぼりしていると1人の男に話しかけられる。
男「キリマンジャロは登ったか?」
僕「いや、見るだけなんだけど見えない」
男「じゃあついてこい!」
そうして到着したのはなんとも怪しげな建物。
ここの屋上から見えるという。
この男を信じていいものか…
だがキリマンジャロは見たいため満を辞して階段を登る。
屋上に行くが、まだキリマンジャロは見えない。
男「やっぱり違う建物のほうがいいかも!」
そう言って向かったのはもっと高い建物。
エレベーターで屋上へ向かう。
この男、いいやつなのか?
そう思った瞬間、
「これが終わったらうちの店にこいよ!絵がたくさんあるから☺️」
ああ、めんどくせえ。
どうしようかな。
とりあえず屋上へ上がり霧が消えるのを待つ。
男に借りを作ると店に連れて行かれそうなので、ビールを奢っておく。
モシの眺め。
とりあえずここにこれたことには感謝…
そうして1時間くらい待っていると、徐々に霧が晴れてきた。
キリマンジャロ!!!
二日目の夕方にしてようやく見れたキリマンジャロ。
どことなくテッペンは富士山にも似ていたが、全体的にはのっぺりしている。
記念撮影を終え満足し、どうやって男を撒こうか考えていると、男が
「ちょっと下に行ってくる」
と言って出て行った。
今だ!!!
急いで飲み物の会計を済ませる。
エレベーターは男と鉢合わせる可能性があるため、10階くらいから階段を降りる。
そして一階に着くと、スタッフに「今上に行った男が君を探してたよ」と言われる。
勝利。完全勝利。
急いで宿に帰り上から街を眺めていると、男が僕を探していた。
絵を見に行ってたらどんなに面倒なことになっていたか。
ビールも奢ったしいいよね。
今日はここまで。
P.S マラウイとモザンビークの情報を早くアップしたいのだがなかなかそこまでいかない。もうすぐザンジバルに入るけど短めで行こうとおもふ…