昨夜の話。
時刻は午前0時を回っていたから、今日の深夜というか。
はい、約一名が寝室に向かったのが昨夜の8時半を過ぎたあたり。
まあ、これはいつもの感じ。
そして、もう就寝するから集音器は外すという日々のルーティンに則り、集音器は充電用のケースに入れてしまう。
なので、これから先は私が約一名の耳元で大絶叫してもおそらく何も聞こえないレベルの『人』から『物体』へと変化する。
冷たい言い方ですけど、それは事実。
だから、寝室で夜中に飲むはずのお茶のペットボトルを、居間にうっかり置き忘れていることを大声で指摘しても、私の目の前を頼みの歩行車を押して、完全に無反応のままのっしのっしと歩いて行くしかない約一名。なんか、スローモーな歩みの恐竜かはたまた大魔神が、私の前を無言で通過して行ったよ。
それから3時間後の午前0時過ぎ、私のいる三畳間の前で私を呼ぶ約一名の声。やっぱり夜中に喉が渇いたのか、台所に行ってお茶のペットボトルを取りに行った約一名が、まっさらのペットボトルの蓋が堅くて開けられないから私に開けてくれというリクエストだ。
こんなことは本格的介護生活が始まって以降で初めてだったが、だったら台所にまっさらのペットボトルを取りに行かないで、居間に置き忘れた開封済みのものをどうして取りに行かないのかと。
(ま、それ自体忘れているんだろうけど)
いやいや、さらにそもそも論で飲みかけのペットボトルをどうして居間に持ってきたのかが分からない。
寝室に敢えて置きっぱなしでいいペットボトルのお茶、なんでわざわざ居間に持ってきた?中身のお茶がまだ半分以上もしっかり入ってるのに。
そして、それも忘れて新しいお茶ペットを台所に取りに行き、その蓋が堅いから私に開けてくれという、深夜0時過ぎのリクエスト?
私がたまたま起きていたからいいようなものの、こんなことで叩き起こされたと思ったらさすがにモヤりますよ。
いや、台所まで行ったなら、冷蔵庫の中にある浄水器の水を代わりに飲んでも別にいいワケで、寝てるかも知れない私を敢えて呼ぶようなことなんでしょうか?
そして、集音器はとっくに充電ケースの中だから、私が約一名の呼びかけに呼応しても約一名は完全に無反応。
まあ、当然そうなりますよ。
そう考えると、私が呼びかけにどんだけ大絶叫レベルで応えようが、最悪の場合眠っていて応えようがなかろうが、いずれにしても約一名の聞こえない耳には私の反応は何一つ伝わらないワケで。
なので、もしかしたら三畳間の引き戸をガンガン叩き始めたりの可能性もあったのかなと思うと、おちおち眠ることさえ出来なくなるかもだよ。
それも、こんなつまらない理由が元で。はあ~っ。