number 616 妄想のはなし | 堀切光男のエッセイ畑

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主にエッセイ。

下は 「火の鳥」の不死鳥

ある程度歳をとったら 自ら火に飛び込み 又生まれ変わります

この 鳥を捕まえた 猿田彦はその血を飲み不老不死の身体を得ます

しかし千年も万年も良きていると 死んでしまいたい事もあるようです

そして、どうしても死ぬことは出来ないと言う 悲劇も生まれます。

 

又 猿田彦は 人類が10万年後に滅亡して次の支配者がゴキブリになる

のを目撃します。

そして次の支配者はあの映画「猿の惑星」のように猿の世界になる

これを永遠と続けます やがて彼は「そうだ 自分自身が神になればいいのだ」と

やっと気づきます。

彼はまず、生物が生まれやすい環境を作る事から始めます。

酸素を作り雨を降らし海を作りやがて人類の元となる「類人猿」を創りだします。

そして誰もが知っている現在が来ますが これは失敗作だったようです。

おろかな戦争を繰り返し又、滅亡の道を ひた走っています。


 

妄想はしないと言う人は いないと思うのですが、そんな無欲の人がいたら教えて下さい

小生などは 煩悩の塊のようなもので 毎日妄想に明け暮れております。

しかし、小説家も漫画家もありとあらゆる人は妄想しながら生きている事でしょう。

 

このブログの603にも書いた様に 人の10倍もの速さで動ける能力を持ったら?

ありとあらゆるスポーツで世界一になりそれに伴う賞金や契約金で大金持ちとなる。

 

しかし 妄想を膨らますと出来ない事があるのにも気づかされる

例えば動くことには早くても高く跳ぶことにはどうなのだろう?

マラソンではほとんど歩いていても5キロメートルの10倍なので

50キロで走ることになり今の世界記録の5分の一のタイムでゴール出来る

しかし、疲労度はどうなるのだろう?

一番肝心なのは 人の10倍の速さで歳を取る事にはならないだろうか?

 

過去に戻れる能力はどうだろう?現代からありとあらゆる情報を持って、

過去の世界例えば江戸時代に行ったとする。

外れる事が無い予言者にはなれるだろうそして時の権力者

例えば織田信長や

憧れの竜馬などにもあえるし、暗殺や明智光秀の謀反も防ぐことも出来るだろうが、

そのことによって歴史が大きく変わる事にはならないだろうか?

 

映画やマンガで観る「戦国自衛隊」では 刻の神が歴史が大きく変ることを嫌い

度々、歴史にそうように修正を行う。

ある人物を殺そうと思ったらその人物の幼少期に行けば簡単に殺せる事になる

実際 ぞの人物が誕生するきっかけとなる 父と母の出会いを

妨害すると言う映画も有りました

 

つづく