(これまでの あらすじ)
「登山中にキジ撃ちがしたくなった 小生、峠の林の中で
土中に隠されていた 割れた古伊万里の大皿を見つける。
小高い山の峠付近、何故こんな所に割れた大皿が隠されている?
小生の推理が始まる。
嫁ぐ日、 大宮 民子は街からいったん山向こうの実家に戻り 義理の父母に
花嫁姿を見せると 別れを告げ、叔父の松吉と息子の 長男 次男達と嫁入りのため
峠を越えていた。
峠で休息をとっていると 次男が長男に 相談があると林の中に誘った」
(ナンバー236 話は続くよどこまでも その3完結編 の続きですが、全て小生の妄想です)
「どうしたんや?」
泣き出しそうな弟の顔を のぞき込みながら兄が訊ねた。
「兄ちゃん、どうしよう。 さっき背負子を下ろす時 箱の中でガシャンと音がした」
「ええー、その中には大事な嫁入り道具で古伊万里の大皿が入ってるはずやでえ」
「そうなんだよう、木の皿台に縄で括り付けてあるはずなんやが、ガシャンって」
「とにかく 背負子を下ろせ。 中を見せろっ」
箱の中をそっと覗くと古伊万里の大皿は縄がほどけ 無残にも四っつに割れていた。
「やっぱり 割れてるようー、 どうしよう どうしよう」
「嫁入りに 壊れる 割れるは縁起が悪いと ご法度じゃ。えーい仕方が無い」
と兄は割れた皿を 放り出すと落ち葉をどかし 小枝で穴を掘り始めた。
「兄ちゃん、隠すんか? ばれたら どうするんや?」
「とにかく婚礼が終わるまで、絶対秘密やで。 そのあとで、どこかで似たような皿を探してきて
そっと返しておけば 気がつかないだろう。いいか 式場についたら背負子をどこかに隠してしまえ」
さて、結婚式も無事終わり、兄弟はあくる日から割れた古伊万里の大皿に似た皿を
必死になって探し始めます。
果たしてお目当ての大皿は見つかるのか?
かなりの月日は かかりそうです。
かなりの後日に続く。

