仕事を終えて久しぶりに近所の飲み屋に行ってみた。
この店の常連さんとも久しぶりに会って、盛り上がった。
私が
「いやあ、毎日暑いねえ。ラーメン屋の厨房なんて、地獄だよ。
ガスバーナーの前で鍋をあおるんだから、二時間程で 胸の辺りは
汗でびっしょり。
汗が引いた後は胸に塩が、びっしりこびりついているんだ。
それをこそぎ落して集めて置く。
そうして一夏でバケツ一杯、採れるからそれを塩ラーメンの隠し味に使っているんだ」
と、ホラを吹くと。
瓦屋の職人のおっさんが、
「俺の方が地獄だよ。 夏の屋根の上は蜃気楼が立ってるよ。
昨日なんかニューヨークが見えたっけ。
日本の瓦って何で黒いのが多いんだろうね?
太陽熱を吸って熱いのなんのって、汗がポトンと瓦に落ちるだろ?
瞬時にジュッと水蒸気になるね。そんな熱気だから、クラクラして屋根からころげ落ちたのは
数え切れねえ」と 息まいた。
黙って聞いていた、六十代の粋なお姉さん
「あたしゃあね、道路工事現場の交通整理をやっているんだけどね。
アスフアルトの照り返しはハンパねえよ。
これでも女だからねえ、日焼けには気を遣うよ。いい歳して山ん婆みたく
厚化粧してさ。それとトイレには一番困るんだよね。
だから、水分を捕るのも控えるだろ? そうすると熱中症が怖い。
命には返られないから水は飲むよ。ガブガブ飲むね。
実はね、オムツをしてんだよっ、成人用のオムツ! 観るかい?」
一同、ブルブルと蕪りを振って、
「いや、いや、お姉さん。アンタが一番。 恐れ入りました。
今日の飲み代は我々が持ちます。お疲れさんでしたっ」
と、最敬礼したのであった。
了
今、盛んにテレビで流れている、Y モバイルのC M の「ナメ猫」編。
五匹がオートバイの前に勢ぞろい。
みんな可愛いけれど、
目をまん丸く見開いた 一番 左の猫クン。
アンタが一番!。
了
世の中に、辛い物好きな人は沢山いますが、見ていると男性は大汗かきかき、
さも、辛い物を食べていると言う,雰囲気をまき散らしながら お食べになる。
そこにいくと、女性は激辛ラーメンの上にラー油とコショーを振りかけ
ハバネロのビン詰めを半分もぶっかける。
それでいて顔色一つ変えず涼しい顔でお召し上がりになる。
週一でお見えになる お姉さん。
ダントツ、 アンタが一番です。
了
以前、限定メニューに「ラーメン、餃子 ,肉野菜炒め、大もりライス(千八百円)を
一人で食べるなら千円で」というサービスを始めた事があった。
やはり中年の女性の方が平気な顔して、平らげた。
男性でもギブアップする事が多い中で、このオバさんも「アンタが一番」
その後二人で食べるのはダメと書いてあるにもかかわらず、
こっそり二人で食べる輩が増えたので、このサービス廃止となりました。
了