ナンバー107 旨かったモノ(とちもち) | 堀切光男のエッセイ畑

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とち餅󠄀

栃の実は少し栗に似ていますが、とてもアクが強い木の実です。

昔の人はこの実を何とか非常食として食べられないかと知恵を絞ったのでしょう。

水に十日も浸けて置くと虫食いの実は浮いて来るので取り除きます。

その後灰汁を使って手間暇かけて、アク抜きをします。

素朴でやさしい味が懐かしい。







スイカの皮の御新香


スイカの皮の赤いところを少し残し、外側の固い皮は取り除きます。


ぬか漬けで一晩漬けると食べごろ。


他にはサツマイモの茎もお新香にしました。





納豆ご飯  関西の和歌山では50年前は見たことも無かった納豆。


関東に来てなんとか食べようとしたが、どうしても無理。


ある時、野沢菜を入れてみると美味しく食べられる事を発見


以来納豆といえば野沢菜です。  キムチもいけますよ。





トロロ 山菜入り  ぶっかけ冷麺


麺は中華麺だが、和風の麺つゆで食べる。






めはりずし


和歌山や三重県で良く食べられています。


昔はもっともっと大きな握りで、大口を開けてかぶりつくと、


大きく目を見張ったから、めはりとついたそうです。


どの家でも、高菜の古漬けを漬け込んで有り弁当の定番でした。


近年和歌山に行って名物のめはりずしを買っても高菜は青々の


浅漬け、一口サイズに切り分けてあり目を見張る事も無い。


せめて、本場の食べ方、酢と醤油をつけて食べて欲しい。









台湾ラーメン  最近ブームです。


酸味と甘みに激辛がきいています。


調べたら名古屋が発祥なんだと。  そういえば「タコ ライス」も


メキシコではなく沖縄で作られたらしい。





「虹団子」という草餅とみたらし団子が絶品。


みたらし団子の方は写真を撮ろうとハッと気が付いた時には食べてしまった後でした。


焼きたての団子は焦げた所が香ばしくてホントに美味しいです。


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お寺の境内にあるお店。


お寺は越谷市では一番大きい由緒ある「大聖寺」


山門にある「真 大 山」の書は老中松平定信の書です。




かって、鷹狩りの際に宿泊した時の徳川家康の夜具も


所有しているそうな。







旨かったモノ 先ず写真をアップしました。

それぞれの味や 秘話はこれから書き込んで行きます。

猪はボタン鍋。 肉を花の様に盛り付けると、 白い脂身と赤い肉が

まるで牡丹の花の様に見えた。


猪は猟師が仕留めると河原で解体します。


村の者が集まると子供でもひと固まりを貰えました。


一キロ程の肉の塊を川の流れに2時間程さらして「血抜き」をします。


それでも匂いが残りますから、鍋にする時は野生のセリをたっぷり入れて匂いを消します。


すき焼き風ですが、味噌と醤油と砂糖で味付けします。


関東に来て30年程経ち、郷里から送ってもらった猪肉を食べようと鍋にしたのですが、


匂いの強さでいくらも食べられませんでした。


もう都会の舌に変わっていたんですね。


今はせいぜいイノブタ料理しか食べられません。


イノシシ


鯨 鍋はゲイ鍋とは言わなかった。


くじらの肉は安かった。 と言っても昭和40年頃までの話。和歌山県の太地が近くにあり、


そのせいで豚肉より鯨肉のほうがずっと安く、鍋と言えばクジラ鍋でした。


ゲイカツは良く叩いて揚げるので柔らかいですが、鍋に入れる鯨肉はかなりかたかった。


それに匂いもかなりきついので、ゴボウを入れて臭みを取っていました。


もっともクジラと呼ばれていても、漁師に言わせれば「あれは イルカだよ」らしい。


本物の 鯨の本当に美味しいところは「尾 肉( おにく)」と呼ぶ尾の付け根の方の肉。


高いので一度切りですが、刺身で食べました。


臭みも無く本当に美味しかった。えっ、どんな風に旨かったかって?


うーん、食 レポは本当に下手で、言葉が出てきません。すみません。



くじらのヒゲです。



昔の和歌山南部地方では、肉で高いのは鶏の肉でした。


「カシワ」と呼び、そのカシワで作る親子丼は卵が半熟トロトロ。


カツ丼より親子丼の方が良く食べられていました。


「風見鶏」は、にわとり?





よく聞くセリフ、昔話で「タヌキ汁にして 食っちゃうぞ」と言いますが


臭くて食えたもんじゃあ無い。味噌仕立てでネギがいっぱい入っていましたが


一度切りで二度とは食べません。


タヌキ



馬肉は桜肉とも呼び馬刺しで頂きますよね、鹿も草食なので生でも食べました。

馬刺しと良く似ていて、冷蔵庫で凍らしルイべのように薄くスライスして食べました。

故 原田芳雄さんの映画「大鹿村 騒動記」で村の食堂で鹿肉を食べさせていました。

そういえばこの映画、封切りで見に行って、半年も経たないで原田芳雄が病気で亡くなって

ホントにビックリしました。


最近増えた 野生のシカの食害をよく耳にします。


日本人はもっと鹿肉を食べればいいんですよ。それには猟師さんと流通ルートを増やす事。


先日、最近少なくなっているプロの猟師にあえて挑戦した女性のエッセイを読みました。


やはり猟師になるには免許が必要でその試験は教官と一緒に山に入り野生の鹿を仕留めるというモノ。


夕方五時までという時間制限もある。その女性は鹿を撃ったまでは良かったが、


あと五分とタイムリミットが迫る中、まだ息のある鹿の喉をナイフで切る「とどめ」を


どうしても出来なくて失格になったそうです。


銃では撃てたのに、ナイフで殺生をするのはためらう・・・・。


男性でも最初はそんなモノなのかも知れません。


その女性は再挑戦して見事合格したそうです。



下 乗馬クラブの馬



下 さて、これは何と読むのでしょうか?


次まで考えておいて下さい。



さて、正解は「大に 点を打てば 犬と言う字になります。


だいてん鍋とよばれていた犬肉鍋」です。


お隣の国では今でも食べているそうですが、日本でも昭和三十年代半ばまで食べていました。


地方ではもう少し近年までこっそり食べていたかも知れません。


聞くところによると「赤犬の肉が一番旨い」と言われていたそうです。


小生は残念ながら食べた事は有りません。






小生の好物「納豆 そば」


日本蕎麦を茹でて水洗いして、ひき割り納豆 オオバ、ネギ、ノリ、卵黄、山芋をおろしたトロロ、


そして絶対外せない沢庵の千切りを乗せるとワサビを添えて、麺つゆをぶっかけます。


食欲の無い時でもツルツル食べられて、おすすめの一品。


これからの暑い夏を乗り切るにはスタミナがつく 物を食べましょう。