ナンバー97 昔話のあれやこれや その二(中村住宅) | 堀切光男のエッセイ畑

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今回は越谷市大間野町にある旧中村家住宅にお邪魔しました。

入館料は百円です。

 

珍しいカマド

このカマドは本当に珍しい。煙突が無いと思ったら下のトンネルを通って外に出る仕組み

これだと台所や上がりかまちにススがつくのもかなり軽減されそうです

 

煙は下の写真にある、外の煙突から出るようだ。

仕組みは判ったのだが、とても高度な技術が要るのではと思われる。

例えば外国で観られる一部の暖炉に仕組みが似ていると思われます。

真上に煙突が伸びている暖炉ではなく、後で室内に作った暖炉は煙突が横か 後ろに伸びて

外に出ています。このような暖炉は外の煙突の一部を開け、少しの火種を入れて上昇気流を作ってからで無いと、煙を煙突の方にうまく誘導できません。

このカマドも上ではなくて横に煙を送るにはそれなりの仕掛けが必要と思います

多分煙突の上に風で回る空気抜きの様な(くみ取りのトイレで見られた)風車があるのかな。

しかし風の無い日は苦労した事でしょう。

余り他では見られませんから、それがネックで多くは作られ無かったのでは。

 

煙突の下段右に火口の様なものが映っていました。ここから炭の様なモノを入れ

上昇気流を作ったのかも知れません。

私とした事が見落としていました。もう一度確かめに行って来ます。

 

後日もう一度確かめに行って来ました。

ただ、江戸時代の当時のそのままではなく、例えば煙突は元は陶器製の土管だったらしいが

今は鉄製となっているので 太さも違っているのではと思われる。

 

図面には火種の事は書かれていませんでした。

 

煙突の上には風車はなく雨よけがある。

 

復元したものなので 火を入れた跡はなし。

説明ではスス取りの蓋とある。

 

 

 

 

判った事は一つだけ、煙を上手く外に出すには、この煙突の長さが重要で

地下のトンネルの二倍以上の長さが

必要だったそうです。

閲覧可能な資料も調べましたよ、下の写真。

右解体して、 左、復元した様子、下は図面。

結局 のところ

もう少し時間をかけて、調べないと良く判らないという事が判りました。 

おそまつでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

縄を編む機械?

ブリキ製の種まき機底に沢山の穴が開いています。

左下の薄いブリキがストッパーとなっていて、これを引き出して使用した。

 

写真中央、麦用の種まき機。車がついている。

その上の箱に種を入れ、うね の上をこのはこ車を押して行くと自動的に種が撒かれる仕組み。

右にあるのは「蓑(みの)」シュロの葉や藁で作った雨具です

左にあるのは田の雑草を取る道具。

足ふみ式の水車 これで水路から上の田んぼに水を汲み上げた

 

左ラジオ  右はしローソクを灯し竹竿の先に吊るした。

石灯篭ではなく空中灯篭とでも言いましょうか。

 

一晩水につけ、蒸かしたもち米をこの臼でつく。

下に続く

 

この石臼で大豆を挽き砂糖を加えるときな粉、つきたての餅に絡ませると

きな粉餅の出来上がり。

最近の日本蕎麦屋さんで、本格的に蕎麦を打っている店は

こんな挽き臼で、蕎麦の実を挽いている所も多い。

機械で挽くと熱を持ちせっかくの風味が飛んでしまうからだそうだ。

 

 

時代劇に良く出てくる照明器具。素晴らしいのはロウソクを立てている釘が

自在になっていて四方八方にかざしても火が消える事は無い

今 この器具の名前を調べています。

機械が無い時代 中の羽状のモノを回してモミをはがした。

 

 

右にあるのが剥がしたモミと玄米をふるいにかける道具

 

やっと機械が入った。玄米ともみ殻に分ける

仕上げの過程で玄米とモミガラをふるいにかける唐箕

この後精米してやっと白米となる。

まさに 種を蒔く前の田作りから始まり「米」=八十八回の手間暇がかかっているのでした