理想的な「発音入門授業」 | 100万人の中国語 

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田中則明(たなかのりあき)
小田原在住。中国語研究家。

二つの壁:「四声」と「日本語にない母音子音」

理想的な発音入門授業は、二人の講師が

行う授業です。

二人の講師は、役割分担をします。


一人の講師A・・・・「正しい音」のみ発音する

一人の講師B・・・・「正しい音」もしくは

            「正しくないが通じる音」を

            発音する。


実は、時々、ネイティブの講師と私でやって

います。

問題は、講師料が、2倍かかるということで

すが、第1回(2時間)のみで、後は、一人

の講師ですみますので、授業回数が1回

増えただけと考えれば、それ程の負担と

は言えないと思います。


こんな感じです。


A : “po

B : “ po”


B: いかがですか?

  “po”

でも、通じますよ。


生徒甲:どちらも、「ポ」に聞こえます


B: 「ポ」ではありませんよ。

  もう一回。


A:“po

B:“po”


生徒:どちらの音が正しいのですか?


B:私の音が出せればOKです。

  通じますので。

  では、発音してみて下さい。


生徒:“・”

A:ちょっと?

B:いいえ、通じますよ。

  OKです。

  皆さん、Aさんの耳は、中国語耳

  ですので、ちょっとした音のずれも

  見逃しません。

  でも、皆さんは、今、そこまでやる

  る必要はありません。

  私を目標にしてください。


  では、続けて、  頭の中の中の

  「カタカナ」を「ピンイン」に置き換え

  て行きますよ。


毎月一回、田端で開催している

「一気に飛び越せ!発音の壁」

でも将来的には、二人講師の授業に

持ってい行きたいと思っています。



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