以前、働いていた印刷会社でのお話です。
自分が担当したクーポン付きチラシに印刷ミスが起きてしまいました。

校正確認時には出ていなかった色が完成品には出てしまったという内容です。
(専門用語でいうオーバープリントなる症状らしいです)
幸い大事には到らずに済んだのですが、クライアントからは
「なぜ、そうなったのか理由だけ教えて欲しい」との事、

そこで、社内でデザイン、製版、印刷のそれぞれの担当者に
ヒアリングを行いました。コチラはミスした理由を知りたいだけなのに
皆さん最初にでた言葉は「俺はわるくない、、、、」

自分は責任を追及したいわけでもないのに

すったもんだあって、クライアントに説明できるだけの理由を探るのに
必要以上に時間が掛かった事がありました。

もう過去の事なので誰が悪いとかの話がしたいのではありませんが、
この出来事から思ったのは、
「本当に強い会社とは当事者意識を持てる人材が多くそろっている」
ということ。ミスなどのマイナス要因が発生した場合にいち早く対応し、
同じ間違いを起こさない様にするには、強い当事者意識が必要だと思います。

「この会社は自分が守る!」っていう位の気持ちが大切ですね。
ジョージアのCMみたいに、、、

先日、仕事でスーパーに立ち寄った時の事です。

ふとブラック缶コーヒーのパンフレットが目に付きました。

主婦の方が多く訪れるスーパーに、男性がメイン購買層(と思われる)

ブラック缶コーヒーのパンフレットが置いてあってもどうだろう?

などと勝手に思っていましたが、パンフレットの中身がなかなか良かったです。


パンフレットの中面にはブラック缶コーヒーを使ったスイーツのレシピが何点か

載っていました。明らかに女性(特に主婦層)を意識した内容です。


昨今、よく言われておりますのは缶コーヒー市場は飽和状態で

味やイメージの差別化が難しいという事。つまるところ、今までと同じ相手に

同じように商品(缶コーヒー)を売り込んでも高い効果は期待しずらい、、、


だからこそ新しいターゲット層に新しい市場を見出していく活動はとても大切になってきます。

今回のブラック缶コーヒーの会社さんの試みがどのような結果になるかは分かりませんが、

このような試みが積み重なって新しい商品の価値が創造されていくのだと思いました。

日本代表のワールドカップが早くも終了してしまいました。

自分はサッカーは全くの素人なので細かい論評などはできないのですが

マーケティング的視点から見て思うところがありましたので

記したいと思います。



FIFAランキングを見てみましょう、、、


コロンビア 8位

ギリシャ 12位

コートジボアール 23位


日本 46位


FIFAのランキングの付け方などに異論などあるかもしれませんが、

とりあえず、客観的事実として


日本=弱者

その他の国々=強者


このように定義できると思います。

また、対戦相手がきまる前から格上(=強者)の相手との対戦は予想されていたことですので、

どれだけ事前準備できていていたかが重要であると思います。


そして、強者がとる戦略は基本的に

【ミート戦略】相手の戦法全てに広く対応できるようにする戦略


それに対し弱者がとるべき戦略は

【一点突破】相手の弱点、欠点を見つけ出し集中的にそこを攻撃する。


今回の日本代表は自分たちが弱者に位置づけられる事を理解し

そこを突破するだけの戦略を持てたのか?相手を研究しきったのか?

一点突破するという意味合いでの勝負魂は持てたのか?


負けた時は反省点はいろいろ出てくると思います。

また、4年後楽しみたいですね。