特定計量器検定検査規則(平成五年通商産業省令第七十号)と言う省令があって
『特定計量器は、原則として「検定」に合格しないと取引・証明に使うことはできない。
ユーザーは、取引・証明に特定計量器を⽤いるときは、原則として検定に合格したこと
を⽰す検定証印が付されたものを⽤いなければならない。』
とされています。
面倒くさいようですが、簡単に言うと
『測る場所で重さが変わるので、その場所で使えるはかりで測りなさい』
と言うことです。
重さはどこで測っても同じ・・・・・じゃないんです。
例えば、北極と赤道付近で同じものを同じはかりで測ると約0.5%くらい異なります。
0.5%くらい誤差の内だと言えますが、測る対象が高価な金だとしたら0.5%は大きい。
なんでそうなるの?
重さと言われるのは、万有引力と遠心力が合わさったものだからです。
万有引力は物体が互いに引き合う力で地球中心に向かって働いています。
万有引力は中心からの距離が小さいほど大きくなります、地球は赤道が膨らんだ
楕円形をしているので赤道付近が最小で、北極・南極が最大となります。
また、遠心力は地球の自転で生まれる外側に向かって働く力で回転半径に比例し、
赤道付近で最大となり、北極・南極付近では最小となります。
重さは、
重さ = 万有引力 ー 遠心力
なので緯度が低くなる(赤道に近くなる)ほど万有引力が小さくなり、
遠心力は大きくなるので重さが減ることになります。
緯度が高くなる(極に近くなる)ほどその逆に重さが増すことになります。
緯度方向に縦長の日本はこの影響を受けやすく、北海道と沖縄で同じはかりを使うと
重さに誤差を生ずることになります。
それを防ぐため、はかりメーカーでは各地域用のはかりを販売しています。
日常生活では無視できることですが、商取引では無視できない話となります。
