メドック格付け第2級「シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ」のオーナーである「デュロン家」が所有する“シャトー・ネナン”。
今回は…「シャトー・ネナン」のセカンド・ワイン、“フューグ・ド・ネナン”の2017年VT…をいただきました。(^^♪
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【シャトー・ネナンとは?/サイトより引用】
シャトー・ネナンは、メドック格付け第2級「シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ」のオーナー「デュロン家」に購入されてから、葡萄栽培や醸造設備に大々的な改革が行われ、その品質はトップクラスとなりました。また、ネナンの品質を高めたもう一つの要因と言えるのが、ポムロール最大規模かつ最上の畑。ポムロールでは、畑の面積が10ha未満の小さなシャトーが多い中、ネナンの所有する畑は約25haという広大な面積を誇ります。その理由は、かつての優良シャトー、「シャトー・セルタン・ジロー」の畑を半分購入し、統合したため。その残りの半分の畑は、ジャン・ピエール・ムエックス社が購入し、シャトー・オザンナとなっています。最も日当たりが良い丘の頂上に位置し、ぺトリュスやヴュー・シャトー・セルタンに隣接しているポムロール最高の立地の畑を手に入れ、ネナンの造るワインの品質はさらに向上しました。このように、ネナンはレオヴィル・ラスカーズを所有するデュロン家の伝統のワイン造りと、シャトー・セルタン・ジローから受け継いだポムロル最良の畑によって、年々評価を上げているポムロール有数の優良シャトーなのです。
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■ヴィンテージ/2017年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、ポムロール
■生産者/シャトー・ネナン
■原産地呼称/A.O.C.ポムロール
■セパージュ/メルロー(77%)、カベルネ・フラン(23%)
■ALC/13.5%
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【外観】
光沢のあるエッジ部分がほのかに赤紫色を帯びた濃いダークチェリーレッド。粘性は豊かで、凝縮感が伺える。
【香り】
トップノーズはブルーベリー、ブラックベリー、干しプラム、カシスの黒系果実の芳香が主体で、時間の経過とともに牡丹、スミレ、ドライハーブ、シダ、メントール、タバコの葉、腐葉土、針葉樹や黒胡椒、甘草、丁子、シナモン、ナツメグ、コーヒー、樽由来のヴァニラ、ロース香等が調和した、複雑な芳香が感じられる。
【味わい】
アタックはしなやかで、ドライなニュアンスを含んだ豊かな果実味とフレッシュ感を残す締りのある酸味から、キメ細やかで丸みのあるタンニンのフレーヴァーが広がり、心地良いほろ苦さとスパイス、ミネラル含んだ、凝縮された葡萄のコク深い風味が長く持続。
【総評】
果実の凝縮感と複雑さがあり、酸とタンニンのバランス加減も秀逸。力強さの中に、柔らかさと親しみやすさを備えた、ボルドー右岸の真骨頂ともいうべきニュアンスを感じる一本でした。(^^♪
★HP 85+pt