今回は…日本人初のボルドー女性醸造家『百合草梨紗』氏が手掛けた、“シャトー・ジンコ”2018年VT…をいただきました。(^^♪
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【シャトー・ジンコとは?/サイトより引用】
「シャトー・ジンコ」は、ボルドーで初の日本女性醸造家「百合草梨紗」氏が2015年に立ち上げたワイナリー。ボルドー右岸、サンテミリオンから十数キロ離れたカスティヨン・コート・ド・ボルドーにシャトーを構えています。2017年にテレビ番組『世界の日本人妻は見た』で取り上げられ一躍話題となりました。2015年に購入した自社畑は、あのシャトー ・ペトリュスの伝説の醸造家「ジャン=クロード ベルエ」氏のお墨付き。
トップキュヴェの「シャトー・ジンコ」は完全有機農法で造られるオーガニックワインで、2019年ヴィンテージからはフランス農務省により定められ、厳しい基準が設けられているオーガニック認証AB(アグリチュール・ビオロジック)を取得しています。
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■ヴィンテージ/2016年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■農法/有機農法
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、カスティヨン・コート・ド・ボルドー、サンフィリップ・デギュイユ
■生産者/シャトー・ジンコ
■品質分類/A.O.C.カスティヨン・コート・ド・ボルドー
■セパージュ/メルロー(100%)
■ALC/14.5%
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艶のある外観。色調はエッジ部分がほのかに赤紫色を帯びた、黒みがかった非常に濃いダークチェリーレッド。粘性は豊かで、アルコール度数の高さや凝縮感が伺えます。
香りのトップノーズは、ブルーベリー、ブラックベリー、干しプラム、ドライイチジクの果実香が主体で、徐々に牡丹、スミレ、ドライハーブ、紅茶、メントール、シダ、腐葉土、杉や黒胡椒、甘草、ナツメグ、シナモン、ビターチェコ、コーヒー、樽由来のロースト香等、複雑な芳香が感じられます。
味わいは、少々のドライなニュアンスを伴ったまろやかな果実味と心地良いコクを感じるしなやかな酸味を、肉厚ながらも口当たりシルキーな熟れたタンニンが絶妙に溶け込んだ、洗練されたソフトなフレーヴァーがアタックから広がり、心地良いビター、スパイス、ミネラル、アルコール感を含んだ、濃縮された葡萄の奥深い旨味が余韻に向けて長く持続。
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ボルドー右岸、ポムロールやサン・テミリオンの東側に位置するカスティヨン・コート・ド・ボルドー。粘土質に砂利や石灰岩が混在した土壌からは、凝縮した力強い葡萄が育つとよく言われていますが…まさにそのテロワールの個性と造り手の真心が調和したかのような、骨太ながらも緻密なストラクチャー、甘味・酸味・渋味が混然一体となった、複雑性の高い落ち着きのあるテクスチャー感じる、なかなか秀逸な出来栄えのVIN ROUGEでした。(^^♪
★HP 86pt