深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒” -15ページ目

深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

今回は…仏・シャンパーニュ地方最高峰のピノ・ノワールの品質を誇るアイ村に位置し、年間生産量が少数ながらも、最高級のシャンパーニュを生産している「シャンパーニュ・ガティノワ」の“シャンパーニュ・ガティノワ/グラン・クリュ・アイ/トラディシオン・ブリュット”…をいただきました。(^^♪

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【シャンパーニュ・ガティノワとは?/サイトより引用】
シャンパーニュ最高峰のピノ・ノワールを誇るグラン・クリュ「アイ村」にあって、3つ星メゾンのボランジェ、クリュッグと並び、アイ村最上区画の畑を所有する「シャンパーニュ・ガティノワ」。
先代のピエール・シュヴァル・ガティノワ氏はフランス最高学府を卒業後、若き日のジャック・シラク元大統領の同僚として国家公務員でパリ市庁舎に勤務していましたが、エリート街道を捨ててまでも選んだ道がアイ村の名門ドメーヌ、ガティノワを継ぐことでした。
彼は長年アイ村の村長を務め、シャンパーニュがユネスコ世界遺産に登録された際の立役者。
2016年には、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの共同経者と共に、フランスの権威ある評価誌で「フランスを代表する生産者」に選ばれるなど、シャンパーニュにおける功労者です。
現在の当主は、12代目のルイ・シュヴァル・ガティノワ氏。トップ・レコルタンが集まってビオ栽培等を研究するチームに参加し、精力的に畑の改革を行うなど一目置かれる存在です。
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■ヴィンテージ/N.V.(ノン・ヴィンテージ)
■種類/泡(白)
■タイプ/ブリュット
■デゴルジュマン/2023年
■生産国/フランス
■生産地/シャンパーニュ、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、アイ
■生産者/シャンパーニュ・ガティノワ
■格付/グラン・クリュ(アイ村)
■原産地呼称/A.O.C.シャンパーニュ
■セパージュ/ピノ・ノワール(80%)、シャルドネ(20%)
■ALC/12%

輝きのある外観。色調はほのかにオレンジ色を帯びた澄んだサーモンピンク。気泡はキメ細やかで、ゆっくりと液面に立ち昇ってきます。
香りのトップノーズは、柑橘類、リンゴ、ラズベリー、洋梨の果実香が主体で、徐々にアカシア、菩提樹、スイカズラ、野バラ、ドライハーブやピンクペッパー、クローブ、炒ったナッツ、トースト、貝殻、石灰のようなミネラル香等が調和した、熟成感じる複雑な芳香が感じられます。
味わいのアタックは、フレッシュなニュアンスを含んだまろやかな果実味と締りのある伸びやかな酸味に、程良くドライで口当たりシルキーな泡が溶け込んだ、コク深いテイストがアタックから広がり、しっかりとしたビターかつミネラリーな風味を伴った、葡萄の凝縮された複雑性の高いフレーヴァーが余韻に向けて長く持続。

グラスに注いだ瞬間、薄いピンクの色合いにビックリ!
これは俗にいう、ロゼのつもりで製造していないシャンパーニュの括り?ってことですね(笑)。
それにしても、これがグランクリュ畑の底力?と思わせる、ノン・ヴィンテージでありながら、強く感じるヴィンテージ・シャンパーニュ並みの熟成された奥行きと広がりのあるニュアンス。
ピノ比率の高さからくる、骨太なストラクチャーを持ちながらも、テクスチャーはシルキーかつエレガントな味わいを存分に堪能できる秀逸な一本。ある意味?コスパ率の高いシャンパーニュと言えちゃうかも。(^^♪
HP 85+pt


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