ラヴェントス・イ・ブラン/ロゼ・デ・ニート(2020) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

1497年創業の老舗であり、D.O.カヴァを確立したカヴァ発祥メーカーとしても知られる「ラヴェントス・イ・ブラン社」。
今回は…“ラヴェントス・イ・ブラン/ロゼ・デ・ニート”の2020年VT…をいただきました。(^^♪

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【ラヴェントス・イ・ブラン社とは?/サイトより引用】
『良質のカヴァ造りは、良質の葡萄から』…自社栽培の葡萄を100%使用して最高の「カヴァ」を生産する「ラヴェントス・イ・ブラン社」のワイン造りの歴史は、1497年、サン・サドゥルニ・ダノイアにある90ヘクタールの畑での葡萄栽培に始まります。以来18世代にわたり、土地の持つ潜在力を最大限引き出すよう大変な努力を重ねてまいりました。
そして1970年、カヴァにとって重要な出来事が起こります。現当主の父であるジュセップ・マリア・ラヴェントス・イ・ブランが大変な努力の末、ワイン法において「カヴァ」を他のスパークリングワインと区別することに成功したのです。シャンパンと同じ瓶内二次発酵製法で造られる「カヴァ」の価値が認められ、ジュセップ・マリアが「D.O.カヴァ」を設立したその人となりました。
そして1984年にモダンなセラーで、現在のスタイルである“妥協を許さない高品質カヴァ造り”に着手しました。1986年に完成したユニークなデザインと近代的な設備を整えたセラーは、優れたデザイン性を認められ、1989年のFAD建築賞とインテリア・デザイン賞を受賞しました。
しかし近年「カヴァ」の認定規格が広がり、自ら確立させたカヴァとは趣向の違うカヴァが多く出回ってきたため、ラヴェントスはカヴァを脱退し、新たに「コンカ・デル・リュ・アノイヤ(アノイヤ河のふもと)」の確立に向け始動しました。元祖カヴァの作り手が踏み出す新たなステージに注目が集まっています。
スペイン国内のミシュラン3つ星レストラン全店に採用、星付きレストランでの採用率圧倒的No.1の地位を確立しています。
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■ヴィンテージ/2020年
■種類/泡(ロゼ)
■タイプ/辛口
■栽培/有機栽培
■農法/ビオディナミ農法
■認証/ユーロリーフ
■生産国/スペイン
■生産地/カタルーニャ州、バルセロナ、ペネデス、サン・サドゥルニ・ダノイヤ
■生産者/ラヴェントス・イ・ブラン
■セパージュ/マカベオ、チャレッロ、パレリャーダ、モナストレル
■ALC/12%

輝きのある外観。色調はほのかにオレンジ色を帯びた澄んだサーモンピンク。気泡は細やかで、ゆっくりと液面に立ち昇ってきます。
香りのトップノーズは、柑橘類、チェリー、白桃、花梨の果実香が主体で、牡丹、菩提樹の花、スイカズラ、ドライハーブやピンクペッパー、炒ったナッツ、トースト、貝殻、石灰のようなミネラル香等が徐々に感じられます。
味わいはビターなニュアンスを伴ったフレッシュな果実味と心地良いコクを感じる伸びやかな酸味から、しっかりとした泡の刺激的なフレーヴァーがアタックから広がり、余韻には硬質なミネラルとドライな風味を含んだ葡萄の生き生きとしたピュアなテイストを残す。

豊富なミネラルと適度なほろ苦さが安定感のあるストラクチャーを形成。瑞々しい果実味、酸味にボリューミーな泡が絶妙な塩梅で溶け込んでおり、テクスチャーはとてもしなやか。
「洗練された力強さ」感じる、通常の「カヴァ」とはちょいと一線を画した、「コンカ・デル・リュ・アノイヤ」でございました。(^^♪
HP 83pt


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