1855年のパリ万博にて制定され、150年以上の歴史を誇るメドックの格付けで、1973年に唯一格付けが見直され第1級に昇格、毎年違う一流の芸術家がエチケットをデザインすることで知らぬ人のいないであろう「シャトー・ムートン・ロートシルト」。
今回は…インド出身の彫刻家・画家・造形美術家「アニッシュ・カプーア」が描いたエチケットで、RP(パーカーポイント)99点を獲得した、“シャトー・ムートン・ロートシルト”2009年VT…をいただきました。(^^♪
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【シャトー・ムートン・ロートシルトとは?/サイトより引用】
シャトー・ムートン・ロートシルトは、1855年の格付後に昇格が認められたただ一つのシャトーです。格付当時は第2級にランクされたものの、1973年の格付見直しの際に第1級に昇格が認められました。シャトーの地位を押し上げた功労者フィリップ・ド・ロートシルト男爵の言葉「余は1級であり、かつては2級であった、ムートンは不変なり」はあまりにも有名。またムートン・ロートシルトの特徴といえば、1945年以降に採用されたアート・ラベル。毎年異なった芸術家が描くエチケットは愛好家のコレクターズ・アイテムになっています。
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■ヴィンテージ/2009年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、オー・メドック、ポイヤック
■生産者/シャトー・ムートン・ロートシルト
■格付/メドック格付第1級
■原産地名称/A.O.C.ポイヤック
■セパージュ/カベルネ・ソーヴィニヨン(88%)、メルロ(12%)
■ALC/13%
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色調は艶のある非常に濃いダークチェリーレッド。粘性は豊かで、濃縮感の強さが伺える。
香りトップノーズは、ブラックベリー、ドライプルーン、カシス、乾燥イチジクの果実香が主体で、徐々に牡丹、スミレ、ドライハーブ、メントール、シダ、杉、針葉樹、腐葉土や甘草、丁子、黒胡椒、ビターチョコ、コーヒー、樽由来のヴァニラ、ロースト香等、複雑な芳香が感じられる。
味わいのアタックは、若干の固さは感じるものの、少々のドライなニュアンスを伴ったまろやかな果実味としなやかな酸味に、肉厚ながらも口当たろシルキーなタンニンが溶け込みつつある、複雑性の高いフレーヴァーが口中いっぱいに広がり、余韻に向けては程良いビター、ミネラル、スパイシーなテイストを含んだ、凝縮感のある葡萄のコク深い旨味を残す。
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しっかりとした葡萄力感じる、骨太なストラクチャー。
飲み頃のピークはもうちょい先、持っているポテンシャルの高さがいよいよ顔を出してきたって感じでしょうか?
今いただいても別格の存在感ある味わい。末恐ろしいほどの可能性を秘めた一本と言って間違いないですね。
五大シャトーが五大シャトーと言われる所以を改めて?(笑)痛感されられる、底知れぬ味わいのVIN ROUGEでございました。(^^♪
★HP 89pt(NOW)