ラ・キャピテール・ド・バロナーク(2016) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

メドック格付け第1級に君臨する「シャトー・ムートン・ロートシルト」。
今回は…そのムートンを擁する「バロン・ド・フィリップ社」が南仏の協同組合とタッグを組んだジョイントベンチャー、「ドメーヌ・ド・バロナーク」の“ラ・キャピテール・ド・バロナーク”の2016年VT…をいただきました。(^^♪


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【ドメーヌ・ド・バロナークとは?/サイトより引用】
シャトー・ムートン・ロートシルトの「バロン・ド・フィリップ社」が、アメリカのオーパス・ワン、チリのアルマヴィヴァに引き続き、ジョイント・ヴェンチャー第3弾として南仏の協同組合である「シュール・ダルグ社」とタッグを組んで誕生したドメーヌ・ド・バロナーク(2003年からは、バロン・フィリップ社単独所有)。
「フュージョン(融合)」をコンセプトとしており、造り手、テロワール、さらに様々な葡萄品種(カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロのボルドー産3品種とグルナッシュ、シラー、マルベックの南フランス産3品種)の融合をワインの中に見事に反映させている。
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■ヴィンテージ/2016年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/フランス
■生産地/ラングドック・ルーション、リムー
■生産者/ドメーヌ・ド・バロナーク
■原産地名称/A.O.C.リム―
■セパージュ/メルロ、シラー、マルベック
■ALC/15%

艶のある外観。色調は黒みがかった非常に濃いダークチェリーレッド。粘性はかなり強く、凝縮感が伺える。
香りのトップノーズは、ブラックベリー、カシス、ドライプルーンの果実香が主体、牡丹、スミレ、ユーカリ、メントール、シダ、黒オリーブや杉、土、黒胡椒、甘草、シナモン、ナツメグ、コーヒー、木樽由来のロースト香等、複雑な芳香な徐々に感じられる。
味わいは、ビターなニュアンス含んだまろやかな果実味と締りのある伸びやかな酸味に、肉厚ながらも口当たりシルキーで熟れたタンニンが溶け込んだ、ボリューム感のある緻密なフレーヴァーがアタックから広がり、心地良いアルコール、スパイス、ミネラリーな風味を含んだ、複雑性の高い葡萄のコク深い旨味を余韻に向けて残す。

コンセプトである「フュージョン(融合)」がしっかりと理解?できる(笑)、ボルドーとリムー各々のテロワールが調和した、骨太なストラクチャーを持ちながらも、テクスチャーはとてもソフトでしなやかなVIN ROUGE。
前回いただいたのは2013年VTですが、今回いただいた2016年VTの方がより熟成のニュアンスが強く、落ち着きのある印象を受けました。
立冬を過ぎた夜長…一献傾けるにはピッタリの一本でございました。(^^♪
HP 84+pt


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