シャトー・ラグランジェ(2010) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

1983年に日本のサントリー社が買収してから、飛躍的な品質向上を遂げたメドック格付け第3級の「シャトー・ラグランジェ」。
今回は…その“シャトー・ラグランジェ”2010年VT…をいただきました。(^^♪

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【シャトー・ラグランジェとは?/サイトより引用】
シャトー・ラグランジュはサン・ジュリアン村に位置する格付け第3級シャトー。 
中世の時代からの歴史があり、当時は「ラグランジュ・モンテイユの高貴な館」と呼ばれ、一部はボルドー聖堂騎士団の領地でもありました。
そして19世紀には、当時のルイ・フィリップ朝で権力を握っていたデュシャテル伯爵が所有者になり、シャトーの名声を栄光の頂点にまで引き上げました。
1960年代、1970年代までは凡庸なワインを造っていた言われていますが、1983年にサントリーが買収してからブドウ樹の植え替えなど抜本的な改善を行い、飛躍的な品質向上を遂げて、近年大注目を集めています。
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■ヴィンテージ/2010年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、サン・ジュリアン
■生産者/シャトー・ラグランジェ
■格付/メドック格付け第3級
■原産地名称/A.O.C.サン・ジュリアン
■セパージュ/カベルネ・ソーヴィニヨン(75%)、メルロー(25%)
■ALC/13.5%

色調は艶のあるやや黒みを帯びた濃いダークチェリーレッド。粘性は豊か。
香りはブラックベリー、ブルーベリー、カシス、干しプラムの果実香に牡丹、スミレ、シダ、西洋杉、ドライハーブ、メントール、煙草や甘草、黒胡椒、ナツメグ、シナモン、コーヒー、腐葉土、樽由来のロースト、ヴァニラ香等が感じられます。
味わいはソフトでまろやかな果実味と滑らかで綺麗な酸味に、骨太ながらも口当たりヴェルベットのようなタンニンのフレーヴァーが溶け込んだ、落ち着きのあるエレガントなテイストの広がりから、ピュアでありながらもフィネスに富んだ葡萄の複雑性の高い風味が余韻として長く持続。

骨太なストラクチャーの中に、熟成を経たことによる、柔軟性のある流れるような端正で優美なテクスチャーが感じられる逸品。
グレート・ヴィンテージと言われる2010年ですが、そのポテンシャルの高さ、葡萄の力を十二分に感じることのできるVIN ROUGEでした。(^^♪
HP 87pt


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