今回は…バローロ、バルバレスコの造り手としても知られる、ピエモンテを代表する名醸造所のひとつ“チェレット”が、国際的な品種主体で造り上げた“チェレット/モンソルド・ランゲ・ロッソ”の2013年VTをいただきました。
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【チェレットとは?/サイトより引用】
1930年代にリッカルド・チェレット氏がアルバ地区にワイン醸造所を創立したことが始まり。1960年代にリッカルド氏の息子であるブルーノ・チェレット氏とマルチェロ・チェレット氏が経営を引き継ぎ、「最上の畑で最上の酒をつくる」というポリシーのもと、良いブドウが栽培できる畑を次々と購入し、畑近くに醸造所も建設していきました。その結果、彼らは父から引き継いだ小さなワイナリーを数十年でバローロ、バルバレスコの最高の造り手の一つという地位に引き上げました。現在は3代目にあたる彼らの子供たちが指揮を執り、テロワールをありのまま表現するためにビオディナミ栽培への転換を実施。また、レストラン経営、地元特産品のヘーゼルナッツ製品づくりなど、アルバの食の伝道師として食文化全体の発展に貢献しています。
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■ヴィンテージ/2020年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■農法/ビオロジコ
■認証/ユーロリーフ
■生産国/イタリア
■生産地/ピエモンテ州、クーネオ、アルバ
■生産者/チェレット
■原産地名称/D.O.C.ランゲ
■セパージュ/メルロー(44%)、シラー(34%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(22%)
■ALC/14%
色調は艶のあるエッジ部分がほのかにオレンジ色を帯びた濃いダークチェリーレッド。粘性は豊か。
香りはブルーベリー、ブラックベリー、干しプラム、カシスの果実香と牡丹、バラ、スミレ、針葉樹、杉、シダ、メントールや甘草、黒胡椒、コーヒー、バルサミコ、なめし皮、木樽由来のヴァニラ、スモーク香等が感じられます。
味わいは心地良いビターなニュアンスを含んだ凝縮感のあるソフトでまろやかな果実味としなやかで優しい酸味を、キメ細やかで口当たり滑らかなタンニンが包み込んだ、リッチかつエレガントなフレーヴァーが広がり、余韻に向けてもそのニュアンスが長く持続。
ボリューミーながらも、ストラクチャーはどこまでも緻密な小股の切れ上がった?スタイリッシュなイケメンROSSO。(笑)
2017年に2013年VT、2014年に2011年VTをいただいて以来、長らくご無沙汰しておりました(笑)“チェレット/モンソルド・ランゲ・ロッソ”ですが、セパージュの違いはあれど、今ヴィンテージも重からず、軽からずの絶妙なバランス加減を誇ってます。
お値段だいぶ高くなりましたが(苦笑)、それでもお得感ありありの一本に間違いはないですね。(^_-)-☆
☆HP 84pt