今回は、伊・ピエモンテ州ロエーロ地区のサンタ・ヴィットリア・ダルバに居を構える「カンティーヌ・サンタ・ヴィットリア」が、バローロ村生産地域内の様々な自治体の葡萄園で栽培されたネッビオーロを使用し、造り上げた“サンタ・ヴィットリア/バローロ”2014年VTをいただきました。
■ヴィンテージ/2014年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/ピエモンテ州
■生産者/カンティーヌ・サンタ・ヴィットリア
■原産地名称/D.O.C.G.バローロ
■セパージュ/ネッビオーロ(100%)
■ALC/13.5%
色調は艶のあるほのかにオレンジ色を帯びた濃いラズベリーレッド。粘性はやや強い。
香りはブルーベリー、ラズベリー、カシス、干しプラムの果実香に牡丹、野バラ、シダ、針葉樹やドライハーブ、紅茶、シナモン、ナツメグ、なめし皮、樽由来のロースト香等が感じられます。
味わいはまろやかでドライな印象の果実味と心地良いコクを感じる滑らかな酸味から、口当たりしなやかで緻密なタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻に向けてビターかつスパイシーな風味を含んだ、ジューシーな果実の旨味を残す。
イタリアを代表するVINO ROSSOとして、古くから「王のワインであり、ワインの王である」と形容されるバローロ。
重厚感溢れる、堅固な味わいをイメージしがちですが、今回いただいたバローロ、とても優美で落ち着きあるスマートな味わいでございました。
堅固?優美?どちらを選ぶかは、個々人が「バローロに何を求めるか?」ですかね。(笑)
☆HP 80pt