国内に自生している「山葡萄」と欧州系品種の代表格である「カベルネ・ソーヴィニヨン」を交配し品種改良した日本固有の葡萄「ヤマソーヴィニヨン」。
今回は、能登ワインの“能登ワイン/NselecT ヤマソーヴィニヨン”2020年VTをいただきました。
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【能登ワインとは?/サイトより引用】
「能登ワイン」は、ワイン専用葡萄品種を、能登半島の風土と気候を生かした広大な畑で栽培・収穫・醸造を行っているワイナリーです。「能登の葡萄で、世界にも評価される、質の高い能登のワインを」という大きな夢を掲げ、2006年より本格醸造を開始。ワイン専用葡萄100%の、加熱殺菌を行っていない本格生ワインは、熟成と共に味わいに深みが増し、口当たりがとてもフルーティー。そんな同ワイナリーでは、18haの葡萄畑と、年間約10万本のワイン醸造所の見学が可能。特に牡蠣の殻を敷き詰めた畑は、見る人を驚かせます。
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■ヴィンテージ/2020年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■生産国/日本
■生産地/石川県鳳珠郡穴水町
■生産者/能登ワイン
■製法品質表示基準/日本ワイン
■セパージュ/ヤマソーヴィニヨン
■ALC/11%
色調は光沢のある紫がかった濃いめのラズベリーレッド。粘性は中程度。
香りはブルーベリー、ラズベリー、野イチゴ、チェリーの果実香にスミレ、牡丹、シダやメントール、甘草、アニス、貝殻、石灰のようなミネラル香等が感じられます。
味わいはフレッシュでピュアな果実味と引き締まったクリーンな酸味の広がりから、しっかりとしたビターなニュアンスがコクを付与。心地良いミネラル感を伴なった生き生きとした瑞々しい風味を余韻に残す。
国内で栽培に取り組んでいる産地はまだまだ少ない「ヤマソーヴィニヨン」。遥か昔?いただいた時の記憶では、何となく獣的?でワイルドなニュアンスを強く感じたことが思い出されますが、あの当時と比較すると格段に品質が向上したように感じられました。
能登の気候風土を連想させる、良い意味で野性味は残しつつも、全体的にとてもクリーンで清々しい素朴な味わいの一本でございました。
今後の更なる飛躍に期待大ですね。
☆HP 79pt