今回は、イタリア北東部に位置するフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の生産者「ボルゴ・サヴィアン」が手掛けた、“アランサット/オレンジ・ワイン”の2020年VTをいただきました。
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【ボルゴ・サヴィアンとは?/サイトより引用】
ボルゴ・サヴァイアンは、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の白ワインの銘醸地で、古くからオレンジワインが造られてきたコッリアに居を置く家族経営のワイナリー。この土地が持つ特徴を最大限引き出す為の努力を惜しまず、真摯に造られたワインは、40日間の長いスキンコンタクトによる独自のスタイルで、余韻の長さ、味わい深さ、そして複雑さが現れている。醸造を手掛ける二コラ・ビアージは国内外のワイナリーにて研鑽を積み、2015年にフリーランスのエノロゴとして独立。2020年、WEBワイン誌『VINOWAY』によりイタリア最優秀若手エノロゴに選出された、今、最も注目される醸造家のひとり。
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■ヴィンテージ/2020年
■種類/白(オレンジ)
■タイプ/辛口
■農法/リュット・レゾネ
■生産国/イタリア
■生産地/フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、コッリア
■生産者/ボルゴ・サヴィアン
■原産地名称/I.G.T.ヴェネツィア・ジューリア
■セパージュ/ピノ・グリージョ(85%)、ソーヴィニヨン・ブラン(15%)
■ALC/13%
色調は輝きのあるオレンジがかった淡い黄金色。粘性は中庸。
香りは柑橘類、リンゴ、アプリコット、杏子の果実味にアカシア、ジャスミン、菩提樹や甘草、蜜蝋、ピンクペッパー、ドライハーブ、石灰のようなミネラル香等が感じられます。
味わいは口当たりソフトでまろやかな果実味と丸みのあるしなやかな酸味から、心地良いコクとほろ苦さを伴った、ミネラル感のある爽やかなニュアンスを余韻に向けて残す。
とてもクリーンで洗練されたスマートな味わいのオレンジワイン。
オレンジワイン通の方々には、もしかしたら物足りなさが残るかも知れませんが、これからオレンジワインを飲んでみようと考えている方々には、オレンジワインの入門書的なワインとして最適な一本かも知れませんね。
☆HP 79pt