今回は、カーブドッチ・ワイナリーの醸造家である掛川氏が趣味的・実験的な趣向で造り上げたワインである「どうぶつシリーズ」の中から、“むささび(ブラン・ド・ノワール)”をいただきました。
********
【カーブドッチ・ワイナリーとは?/サイトより引用】
1992年に創業した新潟ワインコーストの中核ワイナリー。ワイナリー周辺の砂地に広がる自社畑は8haに広がり、新潟市南区にも約5haの契約圃場がある。これまでに40種類以上の品種を植えてきた中から、この土地の適性品種であるアルバリーニョが見出された。
現在は21種類を栽培。栽培・醸造責任者は掛川史人氏。砂質土壌特性を活かすため草生栽培や減農薬栽培、微生物を使用した土づくりなど様々な栽培方法を試み、土地を表現したワイン造りを目指す。
********
■ヴィンテージ/2017年
■種類/微発泡(白)
■タイプ/辛口
■生産国/新潟県
■生産地/新潟市西蒲区角田浜
■生産者/カーブドッチ・ワイナリー
■セパージュ/カベルネ・ソーヴィニヨン(100%)
■ALC/10.5%
色調はやや濁りのあるほのかにグリーンがかった淡い黄金色。気泡の量は少なめなものの、キメは細やか。
香りは柑橘類、すりおろしたリンゴ、白桃、洋梨の果実香に白い花、菩提樹、スイカズラ、ドライハーブ、蜜、酵母由来のイースト香や石灰のようなミネラル香が感じられます。
味わいは瑞々しい口当たりのフレッシュな果実味と程良いコクを伴った軽快な酸味から、泡のドライなフレーヴァーが口中に広がり、しっかりとしたビターかつミネラリティなニュアンスを余韻として残す。
泡の刺激具合は比較的強め、シードルやピールのような柑橘系の芳香と旨味が下支えした、なかなかの硬質感を感じる、骨太ながらも爽快な飲み心地を堪能できる一本でした。
☆HP 78pt