フランシス・コッポラ/ソフィア・ロゼ・ブリュット/モントレー・カウンティ(2018) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

映画界の巨匠「フランシス・フォード・コッポラ」監督が手がける、“フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー”。
今回はそのコッポラ監督が愛娘ソフィアの結婚のお祝いに造り上げたスパークリング・ワインから始まったブランドである「ソフィア」の中から、フランスのクレマンにインスピレーションを受けて造られた“ロゼ・ブリュット”をいただいました。

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【フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーとは?/サイトより引用】
ゴッドファーザーなど数々の名作で知られる映画監督のフランシス・フォード・コッポラ氏により2006年にカリフォルニアに設立されたワイナリー。
コッポラ・ファミリーは数世紀に渡ってワイン造りを行っており、コッポラ氏の祖父であるアゴスティーノ氏はニューヨークにあった家の地下で、自家製のコンクリート発酵槽を用いて日常消費用のワインを手掛けていたことでも知られています。
そんな環境で育ったコッポラ氏によるワイン造りは1975年、ナパ・ヴァレーで最も古いワイナリー、イングルヌックの畑の一部を購入したことから始まりました。フラッグシップのワインはワイナリー名ともなっているイングルヌック。葡萄栽培は有機農法を積極的に取り入れ、畑は小ロットごとの管理を実施。シャトー・マルゴーで11年もの間エステート・ディレクターを務め続けた醸造家、フィリップ・バスコール氏を招き入れ、醸造方法にはボルドーの伝統的な技法を用いるなど徹底したワイン造りによってカリフォルニアのプレミアム・ワイナリーの地位を築き上げ、オーパス・ワンやドミナスなどと並ぶ存在になりました。
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■ヴィンテージ/2018年
■種類/泡(ロゼ)
■タイプ/ブリュット
■生産国/アメリカ
■生産地/カリフォルニア州、モントレー
■生産者/フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー
■セパージュ/ピノ・ノワール(80%)、シャルドネ(20%)
■ALC/12%

色調は輝きのあるほのかにオレンジ色を帯びた澄んだサーモンピンク。気泡は細やかで、ピチピチと勢いよく液面に上昇してきます。
香りは柑橘類、ラズベリー、チェリー、花梨の果実香にアカシア、菩提樹、スイカズラやミント、ドライハーブ、蜂蜜、甘草、丁子、ピンクペッパー、石灰のようなミネラル香が感じられます。
味わいはフレッシュ感を含んだまろやかな果実味と伸びやかで心地良いコクを感じる瑞々しい酸味に泡の程良くドライなフレーヴァーが溶け込んだ、ピュアでチャーミングなテイストの広がりから、しっかりとしたビターかつミネラリーなニュアンスが深みを付与しつつ余韻へと至る。

口当たり軽快ながらも、中盤から余韻に向けてはしっかりとした優美さと深みのある味わいを感じさせてくれる、本家クレマンに負けず劣らずのな、なかなかエレガントでスタイリッシュな出来栄えのロゼスパークリングワインでした。

☆ HP 82pt

 

 


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