日本初のワイン醸造コンサルタントとして活躍してきた増子敬公氏が娘さんと立ち上げた「Cfaバックヤード・ワイナリー」。
以前たまたまいただいたロゼワイン、そのクオリティの高さに感服したのは記憶に新しいところですが、今回は日本の代表的な黒葡萄品種である「マスカット・ベーリーA」を使用して、2012年以来7年ぶりに造り上げたという白ワイン、“オープニング・アクト/マスカット・ベーリーA-B”をいただきました。
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【Cfaバックヤード・ワイナリーとは?/サイトより引用】
栃木県足利市で60年続く、ラムネなどを製造する清涼飲料水製造会社「株式会社マルキョー」の工場内に建てられた小さな小さな醸造所。
日本(Cfa)で、ワインを熟知したメンバーがオープンにワインを作っていきます。
自宅の裏庭(:backyard)のように知り尽くしている他の専門分野、得意分野(:清涼飲料水製造業)を持ち、その技術も応用しながら、ワインを作っていきます。
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■ヴィンテージ/2019年
■種類/白
■タイプ/辛口
■生産国/日本
■生産地/栃木県足利市
■生産者/(株)マルキョー/Cfaバックヤード・ワイナリー
■セパージュ/山梨県産マスカット・ベーリーA(100%)
■ALC/12%
色調は輝きのある少々グリーンがかったほぼ透明に近い澄んだレモンイエロー。粘性は中庸。
香りは柑橘類、リンゴ、イチゴの果実香とアカシア、菩提樹、甘草、丁子やミント、胡椒、貝殻、石灰のようなミネラル香等が感じられます。
味わいは口当たりソフトでまろやかな果実味と引き締まったシャープな酸味がアタックから口中に広がり、余韻に向けてはしっかりとしたビター感と心地良いミネラリーなニュアンスが調和した爽やかながらも適度な厚みを感じさせるフレーヴァーを残す。
マスカット・ベーリーAの持ち味であるチャーミングで瑞々しいテイストをほのかに残しつつ、爽快感のある苦味がプラスされたなかなか個性的な味わい。
「日本だからできるテーブルワインを造る」をコンセプトに、様々な事柄にチャレンジし続けているCfaバックヤード・ワイナリーさん。
「マスカット・ベーリーAの可能性は赤・ロゼワインだけなのか?」…確かに白は珍しいですよね。流石 色々仕掛けてきます(笑)。
☆ HP 78pt ☆