ロンコ・セヴェロ/フリウラーノ・リゼルヴァ(2010) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

今回は、イタリアのトップ生産者である「ラディコン」や「グラヴネル」に学び、現在イタリアの自然派ワインにおいて最大の注目株である生産者「ロンコ・セヴェロ」が造るオレンジワイン、“ロンコ・セヴェロ/フリウラーノ・リゼルヴァ”をいただきました。

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【ロンコ・セヴェロとは?/サイトより引用】
ロンコ・セヴェロはフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州とスロヴェニアとの国境の町プレポットにあり、イタリアのトップ生産者ラディコンやグラヴネルに学び、現在イタリアの自然派ワインにおいて最大の注目株である生産者。
椅子の背に少年が立ち上がっている一風変わったラベルですが、これはワイナリーのワイン造りに対する姿勢を表現しています。フリウリ名産の椅子の背に立つ少年。これは難しい事にチャレンジすること。そして、バランスこそが人生でもワイン造りでも大切ということ。そうすれば椅子の背に立つように遠く(未来)を見渡すことができるという意味が込められています。
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■ヴィンテージ/2010年
■種類/白
■タイプ/辛口
■農法/自然農法
■生産国/イタリア
■生産地/フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、ウーディネ、プレポット
■生産者/ロンコ・セヴェロ
■原産地名称/D.O.C.フリウリ・コッリ・オリエンタリ
■セパージュ/フリウラーノ(100%)
■ALC/14.5%

色調は光沢のあるオレンジがかった琥珀色。粘性は強い。
香りは杏子、リンゴ、桃、アプリコットのコンポートされた果実香にアカシア、カモミール、黒蜜、甘草、丁子、時間の経過とともにほのかなミネラル、スパイス香と紹興酒的な芳香も感じられて来ます。
味わいはアタックから、しっかりとしたドライなニュアンスを感じる果実の旨味と伸びやかでコクのある酸味が調和した複雑味を帯びたメリハリのあるフレーヴァーが口中いっぱいに広がり、余韻に向けては心地良いビターかつスパーシーなニュアンスが長く持続。

ネット検索したところ、使用する葡萄の60%に貴腐菌を付けているとのこと……深淵に誘い込まれたかのような、複雑性の高い芳香と味わいは貴腐菌がキーファクター?
いずれにしても…ちょっとお値段はお高めではありますが、それでもコスパ率が高いと思えちゃう、妖艶な芳香、甘味・酸味・苦味が絡み合った奥深い味わいのオレンジワインでした。
HP 82+pt

 


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