今回は、ナパ・ヴァレーの歴史と雄大な自然に敬意を示す醸造家であり、ナパの特色が良く表現された良質ワインを造り出している「ナパ・ハイランズ」の弟分と言える、「ナパ・グレン」のカベルネ・ソーヴィニヨンをいただきました。
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【ナパ・グレンとは?/サイトより引用】
ナパ・グレンは、「ストーンヘッジ」や「ヘイヴンス」等を手掛けているスミス・アンダーソン・ワイン・グループのブランドです。立ち位置は、ナパ・カベルネの典型「ナパ・ハイランズ」の弟分と言えます。
「グレン」とはスコットランド・ゲール語で狭い峡谷や谷を意味し「ナパの峡谷=ナパ・ヴァレー」を現わします。葡萄の価格が高騰するナパ・ヴァレーの中で、長年培って来た栽培農家や自社畑を持つワイナリーとのコネクションを最大限に生かし、リーズナブル&ティピシティー(ナパ・ヴァレーにおける品種や特定の地区の個性・特徴を表現する)を最大の目標として造られるワインが「ナパ・グレン」です。
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■ヴィンテージ/2017年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/アメリカ
■生産地/カリフォルニア州、ナパ・ヴァレー
■生産者/ナパ・グレン
■原産地名称/A.V.A.ナパ・ヴァレー
■セパージュ/カベルネ・ソーヴィニヨン(90%)、 カベルネ・フラン(10%)
■ALC/14.5%
色調は輝きのある黒みを帯びた濃いダークチェリーレッド。粘性はとても豊か。
香りはブラックベリー、ブラックチェリー、プルーン、プラムのコンポートされた果実香と牡丹、スミレ、杉、針葉樹、シダ、メントールや甘草、カカオ、黒胡椒、樽由来のヴァニラ香等が感じられます。
味わいは凝縮感のある豊かな果実味にそっと寄り添うような優しい酸味から、しっかりとした力強さを感じる肉厚なタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻に向けてはビターかつスパイシー、ほのかなアルコール感が調和したリッチなテイストが持続。
アタックからフィッシュまで、兄貴分に負けないぐらいのボリューム感、そして十分なコクを備えた、とてもふくよかで奥深いテイストを楽しめるカリ・カベの王道的な一本と言えますね。
☆ HP 82pt ☆