今回は、南アで1918年に葡萄栽培農家によって設立された協同組合である「KWV」のワインをいただきました。
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【KWVとは?/サイトより引用】
1918年、ワイン産業の安定を求めて、葡萄栽培農家によって協同組合であるKWVが設立されました。KWVはアフリカ語で「南アフリカブドウ栽培協同組合」を意味する“Ko-operatieve Wijnbouwers Vereniging Van Zuid-Afrika Beperkt”の頭文字の一部を取ったもの。
現在では、約4,500の農家が株主。ワインやブランデーにおける南アフリカ最大の輸出業者であり、業界のスポークスマンであり、指導者であり、生産・マーケティングの先駆者として、政府機関とも緊密な連携を取りながら、南アフリカ産業のリーディングカンパニーとして大きな役割を果たしています。昨今は、グローバルな視野に立った品質向上、世界市場を見据えたマーケティング・販売を行い、南アフリカワインを広く世界へと普及させています。
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■ヴィンテージ/2017年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/南アフリカ
■生産地/ウエスタン・ケープ州
■生産者/KWV
■原産地名称/W.O.ウエスタン・ケープ
■セパージュ/カベルネ・ソーヴィニヨン(100%)
■ALC/14%
色調は光沢のある濃いダークチェリーレッド。粘性は豊か。
香りはブラックベリー、ブルーベリー、カシス、プラムの果実香に牡丹、バラ、シダ、メントール、針葉樹、杉や甘草、黒胡椒、カカオ、チョコレート、樽由来のヴァニラ香が感じられます。
味わいは濃縮感のあるまろやかな果実味と伸びやかで優しい酸味から、肉厚ながらも口当たりは滑らかなタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻に向けてはしっかりとしたビターかつスパイシーなテイストを残す。
最初はボリューム感あるリッチな味わいかな?と思いましたが…いただいてみると、確かに骨太ではありますが、ただ単に力強いだけではなく、しなやかで上品な味わいを楽しめる出来栄えとなっています。
南アフリカワイン、350年程のワイン造りの歴史を持つ一方で、民主化が進んだ1990年以降になって国際的な地位が確立されてきたこともあり、やはり「新世界」と「旧世界」のいいとこどりと言った感じがしますよね。
☆ HP 79+pt ☆