今回は、南アフリカの最古参のワイナリーのひとつ、「クライン・ザルゼ・ワインズ」のピノタージュ100%のワインをいただきました。
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【クライン・ザルゼ・ワインズとは?/サイトより引用】
文献によると南アフリカにワイナリーが興されたのは1685年のことです。ワイナリーとしてのクライン・ザルゼの名は当時、1695年にステレンボッシュ市の税金徴収書類にドイツ人オーナーの名前とワイン700本分の税額という記録が残っており、その長い歴史を窺い知ることが出来ます。現当主、コバス&マリエット・バッソン夫妻は1996年にこのワイナリーを買い取りました。購入当時は大変小さなワイナリーでしたがコバス氏は地質調査の後、この土地が葡萄栽培に可能性を秘めた地域であるということを再確認し、所有する畑を増やして事業拡大へ舵を取りました。今では同敷地内に宿泊施設やレストランを備え、また、産するワインは数々のコンクールで賞を獲得しています。
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■ヴィンテージ/2016年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/南アフリカ
■生産地/ウエスタン・ケープ、ステレンボッシュ
■生産者/クライン・ザルゼ・ワインズ
■原産地名称/W.O.ステレンボッシュ
■セパージュ/ピノタージュ(100%)
■ALC/14.5%
色調は光沢のある紫がかった濃いガーネット。粘性は中庸。
香りはブルーベリー、ブラックベリー、カシス、プラムの果実香と針葉樹、スミレ、シダ、メントール、ハーブや甘草、丁子、胡椒、コーヒーの芳香から、樽由来と思われるヴァニラ香やスモーク香が感じられます。
味わいはソフトでフルーティーな果実味と穏やかで優しい酸味が程良く調和。タンニンはしっかりとした厚みこそ感じるものの、比較的滑らかな舌触り。余韻に向けては、ほのかなビター感を伴ったスパイシーなニュアンスを残す。
アルコール度数も高く、香りもかなり芳醇ですが…味わいはそれほどのボリューム感はなく、むしろスマートな印象で飲み心地も軽快。思わず「あれっ?」って感じ(笑)、なかなかスタイリッシュなピノタージュでした。
☆ 78+ pt ☆