ヴィラ・モリーノ/ヴァルポリチェッラ・リパッソ(2015) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

今回は、「サルトリ社」がリパッソ製法で造り上げたVINO ROSSOをいただきました。

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【サルトリ社とは?/サイトより引用】
サルトリ社はイタリアのヴェローナの北、ヴァルポリチェッラ・クラシコ生産地区南部の丘に位置します。1898年、ムラーリ伯爵により創設、2代目のレゴロ氏によって顧客の支持を得て現在は世界中に輸出する安定したワイナリーとなりました。
【リパッソとは?/サイトより引用】
リパッソとは、アマローネの造り手が昔から行ってきたヴェネト州の伝統的な醸造方法。通常のヴァルポリチェッラの醸造過程において、一度アルコール発酵させたワインにアマローネの搾りかすを加え、その中に残っている糖分を再びアルコール発酵(リパッソ)させる、ヴァルポリチェッラ独特の製法。 
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■ヴィンテージ/2015年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■生産国/イタリア
■生産地/ヴェネト州、ヴェローナ、ネグラ
■生産者/サルトリ社
■原産地名称/D.O.C.ヴァルポリチェッラ・リパッソ
■セパージュ/コルヴィーナ、ロンディネーラ、モリナーラ
■ALC/13.5%

色調は輝きのある紫がかった濃いめのガーネット。粘性は中庸。
香りはブルーベリー、ブラックベリー、干しプラム、カシス、イチジクの果実香とスミレ、杉、シダ、メントールや甘草、丁子、ナツメグ、チョコレート、ビターアーモンド、ほのかにヴァニラやなめし皮、スパイス香等が感じられます。
味わいはソフトでまろやかな果実味と伸びのあるしなやかな酸味から、ビターなテイストを含んだ程良い厚みのタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻に向けてもそのニュアンスが短めなものの口中に残ります。

全体的に果実の凝縮感が控えめで、口当たりとてもスマート。
リパッソというよりも、純粋なヴァルポリチェッラのワインに近い味わいの一本でした。

☆ 76+ pt ☆

 

 


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