今回はイタリア・プーリア州、2002年創業、2004年がファースト・ヴィンテージという若いカンティーナ、“テヌーテ・ジローラモ”のVINO ROSSOをいただきました。
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【テヌーテ・ジローラモとは?/サイトより引用】
テヌーテ・ジローラモのあるプーリア州ターラント県マルティーナ・フランカは、バロック建築とトゥルッリの共存する街として知られる。その周辺はイトリア渓谷の丘陵が広がっている。テヌーテ・ジローラモは2002年に創業した若いカンティーナで、2007年に最新の醸造設備をもつ新たなカンティーナを完成させ、効率的なワイン造りを行える素地が整った。彼らが目指したのは伝統品種を洗練させ美しいフィニッシュをもったワイン造りであった。
標高350m~400mの丘陵地帯に広がる彼らの畑は50haを所有、ボーロとこの地で呼ばれるテッラ・ロッサ粘土質土壌を中心に一部砂質や砂利、石灰などが混ざったっている。栽培上の特性は近年植えた葡萄はすべて12,000本の高密生で栽培し、1本の樹からの収量を絞り込み、凝縮感のある葡萄を手に入れることに務めている。現在、醸造家は南イタリアでの実績を誇るベネディット・ルッソが担当している。
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■ヴィンテージ/2015年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/プーリア州、ターラント県、マルティーナ・フランカ
■生産者/テヌーテ・ジローラモ
■原産地名称/I.G.P.プーリア
■セパージュ/ネグロアマーロ(100%)
■ALC/13.5%
色調は輝きのある紫がかった深みのあるガーネット。粘性は豊か。
香りはブルーベリー、ブラックチェリー、カシス、プルーンの果実香から、スミレ、甘草、丁子やコーヒー、スパイス香が感じられます。
味わいは凝縮感を感じるまろやかで柔らかい果実味と伸びやかな酸味から、心地良いドライ感を伴ったシルキーなタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻には各々の味わいがバランス良く調和したエレガントなテイストが持続します。
ネグロアマーロと言えば、どうしても肉厚濃厚な味わいをイメージしていましたが、今回いただいたテヌーテ・ジローラモのネグロアマーロはとにかくシルキーで優雅なテイストが印象的な一本でした…ネグロアマーロのイメージ、変わりました。(笑)
☆ 83+ pt ☆