ラ・ベントス・イ・ブラン/デ・ラ・フィンカ | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

D.O.カヴァを確立したカヴァの発祥メーカーとして有名な“ラベントス・イ・ブラン社”。
現在では、市場のカヴァの大量生産志向を懸念、独自の基準に基づくワイン造りを目指すため、D.O.カヴァを離脱し、新たに独自の基準である「コンカ・デル・リュ・アノイア(アノイヤ河の麓)」として販売を開始、D.O.認定に向けて活動しているだそうです。 

 

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【ラ・ベントス・イ・ブラン社の歴史/サイトより引用】
1659年にマリア・コドーニュがミカエル・ラベントスと結婚。それ以来コドーニュ本社の目前にある90ヘクタールの特別な畑はラベントス家の所有となる。 以来優良なブドウをコドーニュ社に供給。ラベントス家の情熱は18世代受継がれる。1970年には、ジョセップ・マリア・ラベントスはブドウ畑とワインの法令に関する第25条にてカヴァを他のスパークリングワインと区別する事に成功した(カヴァ(CAVA)の設立)。
1984年、ジョセップ・マリア・ラベントスと息子マヌエルにより、自分たちの手でブランドを創る構想をスタート、1986年にセラーの完成&ブランドがスタート。
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■ヴィンテージ/2011年
■種類/泡(白)
■タイプ/ブリュット
■生産国/スペイン
■生産地/カタルーニャ州、ペネデス、サン・サドゥルニ・ダノイヤ
■生産者/ラベントス・イ・ブラン社 
■セパージュ/チャレロ(40%)、パレリャーダ(25%)、マカベオ(20%)、シャルドネ(10%)、ピノ・ノワール(5%)
■ALC/12%
■購入価格/4,390円

 

◆色/輝きのあるグリーンがかった淡いイエロー。気泡の量は多めで、キメ細やかに持続。
◆香/グレープフルーツ、リンゴ、レモン、ライム、花梨の果実香と白い花、菩提樹、スイカズラ、ハーブやイースト香、ミネラル香、ほのかにバター、蜂蜜の甘くまろやかな芳香が感じられます。
◆味/ビターなニュアンスを含んだふくらみのある果実味と落ち着きのある優しい酸味に、泡のドライかつクリーミーなフレーヴァーが上手く溶け込んでおり、余韻には深みのあるミネラリーなテイストが広がります。

 

しっかりとしたコクと厚みが印象的で、時間の経過とともに複雑性が増してくるのも嬉しいところ…明らかに一般的な「カヴァ」とは一線を画した味わいでした。

 

☆ 82 pt ☆

 

 


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