今回は、スペイン・アンダルシア州、カディスに居を構えるワイナリー“ウェルタ・デ・アルバラ”、その創業者でオーナーの、タベルネール氏の名を冠したvino tintoをいただきました。
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【ウエルタ・デ・アルバラとは?/サイトより引用】
ウエルタ・デ・アルバラは家族経営のボデガで、2000年にヴィセンテ・タベルネール氏によって設立。彼がスペイン中を探し回り、南の地、カディスのアルコス・デ・ラ・フロンテーラに、彼の理想とする美しい景観と特徴的なミクロクリマを持つ区画を発見しました。2005年からワインのリリースを開始。たちまち世界的に認知されることとなります。ボデガのロゴは、アンダルシア地方では伝統的に神聖な動物として敬われる馬の、新石器時代に描かれた壁画から取ったもの。最先端の技術を導入しながらも、完熟した健全なブドウを選果、注意深い醗酵、アリエ産のバリックを使ってワインを熟成させるなど、熟練されたワイン造りを行うことで、モダンとクラシックが見事に融合。非常にリッチで複雑味を持つエレガントなワインを造ります。
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■ヴィンテージ/2011年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/スペイン
■生産地/アンダルシア州、カディス
■生産者/ウェルタ・デ・アルバラ
■原産地名称/V.T.カディス
■セパージュ/シラー(100%)
■ALC/15.5%
■購入価格/4,644円
外観は、輝きのある紫がかった濃いガーネット。粘性は非常に強く、アルコール度数の高さとよく熟した印象が感じられます。
香りは、抜栓直後こそアルコールの強い風味が支配的でしたが、徐々にブラックベリー、ブラックチェリー、カシス、イチジク、プラムの果実香とスミレ、牡丹、シダ、黒胡椒、甘草、コーヒーの芳香や樽のスモーキーなニュアンス等、複雑な芳香が広がってきます。
凝縮感のある豊かな果実味、シャープで明快な酸味とボリューム感ある肉厚なタンニンが渾然一体となった驚くほどバランス加減が秀逸な味わい。
フィニッシュは、さらなる奥行きと深みを与えるシラー特有のスパイシーなフレーヴァーが長く広がり、飲み手に至福の瞬間を与えてくれます。
威風堂々とした美しく優雅な体躯…決してお安くないですが、この価格帯としては飛び抜けた出来栄えのワインといって間違いないのでは?
いや、満足、満足…笑