シャトー・ブラーヌ・カントナック | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

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【シャトー・ブラーヌ・カントナックとは?/サイトより引用】
ボルドーで最も有名なワインの造り手一族であるリュルトン家が所有する実力派シャトー。
シャトー名は、1855年の格付け前からの所有者だったブラーヌ男爵の名にちなんでいます。
カントナック台地の最良の部分にある90haの畑は、メドックでも最大級の規模を誇っています。特徴的な5つの土壌の区画を持ち、それぞれの地質の特性を活かした葡萄栽培がなされています。
1993年にオーナーとなったアンリ・リュルトン氏は、妥協を一切許さないワイン造りにその情熱を傾けています。醸造学の勉強に打ち込み、新しい技術を積極的に取り入れ、また畑の改良を進めたことで、このシャトーの評価を一段と高めてきているのです。
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ブラーヌ・カントナック


■ヴィンテージ/1967年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、マルゴー、カントナック
■生産者/シャトー・ブラーヌ・カントナック
■格付/メドック格付け2級
■原産地名称/A.O.C.マルゴー
■セパージュ/カベルネ・ソーヴィ二ヨン(65%)、メルロー(30%)、カベルネフラン(5%)
■ALC/13%
■購入価格/15,876円

オレンジがかった深みのあるガーネット…まさに、年輪を感じさせてくれる落ち着きのある外観です。
抜栓直後は、乾いた果実や土、草の芳香。全体的に水っぽく、明らかにピークをとうに過ぎた味わいでしたが、時間の経過とともに、果実の息吹が「香りに、味わいに」感じられて来ます。
まさに、「このワインは確かに生きてる!」…そう実感させてくれる素晴らしい瞬間!

“小春日和、縁側でうたた寝するお婆ちゃん…声をかけると、振り返ってこちらに微笑みかけてくれる”…そんな“ワイン”。

正直、このシャトーが格付け2級に相応しい品質を取り戻したのは、90年代後半以降と言われていますが…いやいや、このヴィンテージともなると、もう味の評価云々の話ではなく、ただその歴史をいただけるというだけで満足すべきですね。

「約半世紀前にワインとして生まれ、今回ワインとして、その役目を終える」…何とも言葉尻だけを聞くと、切ない気分になってしいますが、これもワインの醍醐味の一つ。

いや~、“ワイン”ってホント素晴らしいですね!(笑)


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