南フランスの町、アヴィニョンに近いエステザルグ村に、1956年に設立された“エステザルグ協同組合”。
現在は10人程のメンバーで構成され、各々自分の畑は自分で管理、最も良い葡萄だけを自身のラベルで販売する為、この組合から出荷されるワインの多くは生産者名を名乗っているんだそうです。
そんな訳で、今回はそのエステザルグ協同組合の花形的な存在である“ドメーヌ・ダンデゾン”の牡牛の顔が描かれたエチケットがインパクト大!のワインをいただきました。
■ヴィンテージ/2012年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■農法/リュット・リゾネ
■生産国/フランス
■生産地/コート・デュ・ローヌ
■生産者/エステザルグ協同組合(ドメーヌ・ダンデゾン)
■原産地名称/A.C.コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ
■セパージュ/シラー(60%)、ムールヴェードル(30%)、サンソー、カリニャン
■樹齢/シラー(40年以上)、ムールヴェードル(20~50年)
■栽培/有機栽培
■ALC/14.5%
■購入価格/2,354円
◆色/輝きのある赤みがかった濃いルビー色。
◆香/ブラックベリー、ブラックチェリー、プラムの熟した果実香とスミレ、牡丹、シダ、黒胡椒、甘草や樽由来のヴァニラの芳香。
◆味/果実味はドライでタンニンは穏やか。酸味が頭一つ抜け出た味わいで余韻は短め、全体的には瑞々しく軽やかな印象を受けましたが、時間の経過とともに味わいに厚みとスパイシーなニュアンスが感じられてきます。
どうやら、いただく数時間前に抜栓しといた方が正解だったかも知れませんね。
残念ながら、今回はエチケットから連想される勇猛果敢な一面?を窺い知ることはできませんでしたが、少なくとも丁寧に造り込まれている感が感じられるワインではありました。
☆ 76 pt ☆