ジャパンの力! | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

「いざ!ワイン、飲むゾ~!」となると、どうしても国産よりも海外の方に目が向いてしまいがちなのが正直なところではないでしょうか?
ただ最近の国産ワイン、世代交代等による若い生産者の台頭や醸造技術の進歩により、なかなかのクオリティのワインが多くなったと耳にします。
そこで今回は、ここ最近いただいた“ジャパン”の話をちょいちょいと…(笑)


ペティアン・ド・マルス/甲州
明治5年(1872年)創業の鹿児島県に本社がある“本坊酒造株式会社”が、山梨県笛吹市に設立した“山梨マルスワイナリー”。
そのワイナリーが山梨県産甲州100%を原料に、瓶内二次発酵(シャンパン製法)により製造したスパークリングワイン。
香りは柑橘系と酵母の芳香。果実味がしっかりと感じられ、キレのある酸味と余韻として残るビターなテイストが印象的な味わい。

ペティアン・ド・マルス

■山梨マルスワイナリー
「日本人のための日本のワイン」の造り手として、風土の味を活かしたワイン造りに邁進!



菊鹿シャルドネ
平成11年の設立以来、熊本県産の葡萄にこだわりを持ち続けている“熊本ワイン株式会社”が、熊本県山鹿市菊鹿町で契約栽培されたシャルドネを100%使用したワイン。
桃や洋梨、グレープフルーツ等の清々しい香り。味わいは果実の豊かさとキレのある酸味、爽快なミネラル感が感じられるテイスト。

菊鹿シャルドネ

■熊本ワイン株式会社
「皆様に愛されるワイン作りに挑戦し続け、素敵でおいしい“時間”と“安心”を大切な方と“楽しんで頂く”」そんなワイナリーでありたい。


シキシマ/プティ・ヴェルド
山梨県甲府市の北西部にある“敷島醸造株式会社”が、プティ・ヴェルド種を自社畑“菩提農園”で栽培、醸造した1本。
プティ・ヴェルドというと、補助品種として仏・ボルドー地方で使用されることが多いですが、このワインは100%使用。
香りはベリー系果実の芳香が主体。味わいは軽快な果実味とシャープな酸味が強く感じられる若々しくワイルドといった印象。

敷島

■敷島醸造株式会社
「創業以来、自社農場生産葡萄だけを使用したこだわりのワイン」


石川マスカット・ベーリーA
山梨県韮崎市の栽培家“石川一芽”氏が育てた「マスカット・ベーリーA」を使用して、“フジッコワイナリー”が造り上げたワイン。
香りは芳醇で、赤系果実の熟した芳香。味わいは、新鮮な果実味とキレのある酸味が印象的で、タンニンは優しく穏やか。

石川
■フジッコワイナリー
「楽しい時間に…癒しの時間に…時間を演出するワインを」


窓辺/橙
2007年に山梨県牧丘に設立された“四恩醸造”。
何でも、醸造・販売責任者である“小林剛士”さんが、たった一人で栽培と醸造を取り仕切っているそうで、当然のごとく、生産本数に限りがあり、なかなか手に入らない“プレミアム”なワインとなっているようです。
香りは、グレープフルーツ、レモン等の柑橘系や樽系、スパイス系のニュアンス。
味わいは、ジューシーかつドライ。果実味や酸味のバランスが非常に上手くまとめられており、海外のワインと比較しても何ら遜色のない素晴らしい仕上がり。こりゃあ、ポテンシャル高し!


窓辺
■四恩醸造株式会社
「貴方のテーブルワインはここに…」
・食品を提供するという立場からも安心・安全をなによりとする。
・社会の中に産声をあげたこの法人を社会に貢献させ、そして長く生かせたい。
・本質をとらえ、本質のために無駄なく社会貢献する。
・楽しませ、そして楽しむ。


今回も国産ワインをじっくりといただいてみて、やはり
近い将来、海外のワインと肩を並べる日が来るのではないかと思わせるほど、クオリティが上がってきた印象を受けました。

これからも“ジャパン”! 注目ですね。(≧∇≦)/