看取り病棟という特別な場所から
ちょっとだけ 現実から解放されて
ホッと出来る場所は
院内にあるタリーズコーヒーでした。
母との病室と寝てる部屋の往復だけの生活。
洗濯をしては、母の病室にずっと居る。
父も居るけど父の心にも余裕はない。
母が笑うこともない。。。。
夜一人で部屋に居ると氣がおかしくなりそうだった。
精神的に限界が自分に何度も襲った。
何時も神経が緊張状態だったし
自分の身体のことも(痛みが強く出ないように工夫、
なるべくやすむ、横になる)
茨城に置いてきている子供達の事も気がかりだった。
苦しくて頭を搔きむしり
枕を口に当てて大きな大きな声で叫んだこともある。
そうしなければ精神的に持たなかった。
毎日が生き地獄でした。
その独特な世界の中で、
自分が平常心で保ち続ける努力をしなければ
ならなかった。