しんが亡くなって慌ただしい時間が過ぎていった。
現実に生活が戻る。
私は
岐阜市内の会社に勤めていたので一旦岐阜に戻る。
岐阜に戻って一人の生活になると
朝、目覚めると しんが亡くなったことが
現実なのか夢なのかが分からなり
起きると浜松の実家に朝一番に電話して
【お母さん、しんは死んだんだっけ?生きてるんだっけ?】
と何回か聞いていた。
そのくらい、起きたことが整理ができないというか。。。。
20年間、一緒にいた存在が
いきなりこの世からいなくなり
肉体がなくなり、この世に生存していたんだという
目に見えるものが 全て無くなって
こっちは人生がとんでもなく
悲しみに満ち溢れ 神様なんていないのか?と
思う日常を過ごしてるのに
世の中は
そんなことがあった事も知らないで
今までと同じように仕事は、回ってくるし
みんな笑ってるし、時間はどんどん過ぎていくし。
言い表せない感情に自分が押し潰されそうに。
生きるってなに?生きるってなに?
辛くても 生きなきゃならない。
私に どんな意味があるのか…
今まで考えたこともなかったな。。。
それだけ 弟の死は 私にとって
自分の人生を大きく左右するものでした。
