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Kai-cota-anとのblog

わんこと趣味やあれこれ

ラブ×柴の穏やか紳士な大型犬の海渡くん
(2021.11.27、18歳2ヶ月で虹の橋へ)

超ウルトラフレンドリー坊っちゃん柴の小太郎くん(2022.8月現在10歳)

元保護犬な『天パのお嬢さん』ビションフリーゼ琥珀(アンバー)さん(2022.8月現在5歳)

海渡の状態は低空飛行で
マズルを上に向けて水を数滴ずつ
流し入れると、数回に1回飲むが
舌は変わらずダラリと伸ばして
口を大きく開き、努力呼吸のよう。

粘液粘膜の便を大量に排出。
それを見て、3時過ぎになり
やっと異常を受け入れた父ちゃん
病院の夜間連絡に電話をした。
幸い、この夜の担当は副院長先生。

状況を伝えると
『まず、診ないとだから』と
病院へ向かい、準備出来たら
連絡するから連れて来て…と。

病院へは、父ちゃん1人で
海渡を連れて向かった。

7時過ぎに帰宅。

触診問診と血液検査をする間にも
1分の短い痙攣発作が出たそうで
フェノバールに替わる注射を。

便の状態から、抗生剤を1本。
どちらか筋注だったが、1年半も
寝た切りに近い海渡は筋肉が落ち
接種に難儀をしたそうだ。

血液の採血も、手足から不可で
首からになったのだそう。

脱水もあり、補液を点滴。

血液検査の結果は
肝臓の数値が『かなり悪い』
腎臓数値も悪く、血糖値が低過ぎ。

この時、副院長先生は
肝臓に腫瘍とかあるのかも?と
それを踏まえて、かなり厳しくて
入院しても、継続補液しか出来ず
痙攣発作が起きたら、他の医師は
対応出来ないと思う…
(副院長は土曜に所用で休みの為)
それなら、海渡は自宅の方が
安心出来るかな? と

同時に、状態はかなり悪く
覚悟が必要だと思う…とも…

うちは積極的治療を望んでない。
全身麻酔が出来ない事、高齢な事
だから、痛い苦しい辛いを抑えて
取り除く緩和治療しかないのだ。
それがこれまでの介護でもある。

今まではQOLを維持する緩和。
現状からはターミナルケアだと。

ご飯と給水は、欲しがったら。
こまめにブドウ糖をシリンジから
口に含ませるように…との指示。

日曜の朝、入院患者の担当だから
その時間に連絡で、対応を…と。

血液検査のデータには、前回の
数値も比較出来るよう記載されて
前回は健康優良児だったのに…
半分以上が異常数値を示していた。


漠然と、何となく、いや
年齢もだし、1年半も寝た切りで
目に見えて衰えていく毎日からも
一緒の時間は長くないって事は
わかってたし、昨日の昼の状況で
覚悟し、腹を括ったつもりだった。


《つづく》

朝から昼まではいつも通り。

お水飲みたいアオォォォン
チッチ出たよアオォォォン

お昼過ぎ、2時を回った頃
いきなり呼吸が荒くなり
口を大きく開き、舌をダラリと
長く伸ばし、目が虚ろになった。

お水かな?
と、体を支え起こそうとしても
全く力が入らない軟体状態。
支えようと肩口に手を入れたら
首から上、頭部が異常に熱い。

熱中症?発熱?
とにかく冷やさねば!
頭を氷枕のように保冷剤にのせて
口角や舌に水を少しずつ垂らすが
力なくダラリな舌は動かず…

マズルを上に向け、舌を伝わらせ
数滴ずつ水を垂らすと、ようやく
ゴクンと飲み込んでくれた。

仕事中の父ちゃんに
至急連絡して、とメール。
が、返信が来ない。
待ちきれず携帯に電話すると
同僚の運転で移動中だと…

なるべく早く帰るから
と、電話を切ると、ウンチ君。
最初は『いいウンチ君』が大量。
始末していると、ペースト大量。
そして、粘液粘膜なウンチ君。

ゼイゼイはあはあしながら
時々オォォォ…と、絞り出す声を
漏らし、早く浅く短い呼吸に。

何度か、口を湿らすだけでも…と
お水を少しずつ流し入れるうちに
元気がない『いつもの海渡』に。

定時より30分位前に帰るメール。
と、同じ頃から、普段なら要求や
要望、クレームの時のワン!を
いつも通りに発し始めた。

だから、回復したのかと油断した。

だから、父ちゃんは私が大袈裟に
連絡したのか?と、様子見を選び
すぐに病院へ向かわなかった…


その後、状態は昼ほどにはならず
でも、低空飛行の波乗り状態。

そして、痙攣発作。
1分余りの短く軽めな発作で
この日は食事も投薬も出来てなく
だからかな?と、油断した。

呼吸が落ち着いている時に
父ちゃんが体を支え起こしたら
お水の表面を、舌でピチャピチャ
飲むまでは行かないけど動かした。
だから、油断した。

様子を見て、明日病院に電話して
副院長先生の指示を頂こうって。

実際、父ちゃん帰宅後は落ち着き
普段なら、薬の副反応でウトウト
時々給水要求するけど、準備中に
またウトウトしてしまう事があり
限りなくそれに近かった。

でも、すぐに病院に行こうとせず
様子見を選んだ父ちゃんの考えに
違和感があった。

だから訥々と思う事、感じた事を
一人言みたいに話続けた。

頭部の異常な暑さが熱中症なら
水分補給は絶対だ。でも飲めない。
痙攣発作があったのに、投薬が
出来ない事の違和感ジレンマ。

診て貰い、何でもないなら安心。
異常があるなら治療をして頂けば
そこで安心出来るし、何よりも
海渡が飲めない食べれないのは
異常があるからじゃない?
痛い苦しい辛いがあるとしたら
出来るだけ取り除いてあげたい。
それが何より大事じゃない?etc.

《つづく》

母さん
そちらの日々はどうですか?
相変わらず父さんと口ケンカ?

母さんが旅立って12年が過ぎ
でも、未だ旅立った実感乏しく
帰ったら、そこにいる気がして
でも、帰省する度に、いないって
思い知らされ、心が乱れます。

離れて暮らしてるって
こんな時に、ある意味…残酷だね。

多分、私の心はあの時に壊れて
少しずつ修理しながらの12年
だったような気がしてます。

この12年は、特に前半の3年は
母さんを見送り、父さんを見送り
空っぽな部分から目をそらして
何となく生きていた気がします。

十三回忌、行けなくてゴメンね。

まだ、しっかり泣けないけど
この十三回忌と言う1つの節目に
自分のこれからを見つめ直して
いつか母さんに会えた時には
頑張ったね…って言って貰えるよう
生きて行こうと思ってるのよ。

見ててね。
見守っててね。

たまには夢で話を聞かせて。
注意や叱られてもいいの。

母さん、会いたいよ…