19年前の今頃
私は病院のベッドにいた。
いや…廊下を歩いていた?
外売店前のベンチにいた?
要は、入院していた。
持病的なモノがあり
不定期に発作で入院加療し
『もう限界じゃ!』となって
計画手術を予定していたのだが
術前検査の予約1週間前に発作
で、夕方に緊急手術。
腹腔鏡下で開始したけど癒着強く
出血コントロールが難しくなり
開腹となり…てな手術で入院。
に至るまで
私も父ちゃんも担当医も
激おこ案件あれこれだったのは
また別の機会に…
父ちゃんの治療中でなくて
良かった…の思いが1番
これで不定期発作に怯えずに
暮らせる安堵にハイテンション
で、手術翌日には立ち、歩き
翌々日には相部屋に移った。
毎日ひたすらに歩行リハビリし
師長に『怪獣並の回復力』とww
お墨付きを頂き、予定よりも
5日早く退院となって…
母が1週間位いてくれて
春から夏を過ごし
晩秋に海渡と巡り会い、お迎えし
傷の痛みは、まだあったけれど
手がかからない、小熊風な海渡に
癒されながらリハビリ。
今から思う後付けだけど
あのタイミングでの手術は
海渡と出逢い、迎える為だった?
そんな気がするし、多分そう。
海渡がいなきゃ傷の痛みを理由に
私は引き隠っていただろう。
海渡の成長に励まされ、癒され
お散歩を楽しみ、回復出来た…と
手術の傷は、今もくっきり残り
腹筋断裂してるから、ちょっと
捻っても強ばり引きつるけど
その度に『大丈夫?』って顔で
私を覗きこむ海渡が思い浮かぶ。
海渡の18年は
父ちゃんと私の回復期と並走で
その長さと濃さを、再認識…
本当に、言い尽くせない位
海渡の存在は大きいなあ…