まじめな車高バランスと軸重の関係のお話し その１
って何か難しいお話しになりそうな感じがプンプンですが何とかなるか？ 先日、入庫のEvo6ですがお客さんのリクエストはフロントの車高を20mm下げて欲しいとの事！既に車高バランスはフロント下がり気味です！何を狙っての20mmダウンなのかは不明ですが想像してみるにフロント下がりのホットロッドシルエットが好き？フロント軸の荷重アップ？色々考えたのですが不明！！ 自分的には自動車メーカーが莫大な予算をかけて設計した前後の車高バランスを大幅に変更する事はNGかな？と考えますw！
車高調整のサスペンションで車高の調整幅は大きくなって簡単に調整する事が可能ですがある程度はノーマルのバランスをベースに調整して、そこから走るステージやシュチエーションに合わせて変更していくのは車両に合わせたセッティングに繋がっていくと考えます！って事で今回いいチャンスなので車高とロールセンターやらロール剛性などの関係とコーナーウエイトも使って荷重がどう変化するのか紹介したいと思います！！
まず、ロールセンター（位置の出し方などは関係文献が沢山あるので調べてください）です！文字どうりロールする中心ですがこの中心は高いとロールしにくく、低いとロールし易くなります！っで車高を下げるとどうなるかと言うとロールセンターも低くなります！のでロールし易くなります！じゃあ何で？って事になりますが車高を下げると重心が下がる大きなメリットがここにあるからです！！デメリットとしてロールし易くなるのですが対策としてスプリングレートが上がったり、それにアジャストしたショックでこれを抑える方向のサスペンションが存在するのです！
他にも車高を下げるとアームのボディ側位置が下がるのでアームは水平から俗に言うバンザイ状態になるので路面からの入力に対してアームの付け根では受け止めなくなるのでロール剛性も無くなってロールし易くなるのも考慮して下さい！なのでノーマルのレートから数倍？のスプリングレートでも大幅に乗り心地が悪くならないのはこの辺りが大きく影響してきますwここまでくれば車高の前後バランスがいかに大事かが何となく理解して頂けるかと勝手に思って次に進みますが 本題はここからですが次回その２で！！