シギリアを満喫し、古都キャンディへ移動する朝、なんだか胃が痛く、めずらしく朝食を食べれなかった(汗)
と思ったら、激しい下痢が始まった
基本、どこを旅してもお腹を壊さない私。バリに一ヶ月いたときも、一緒に学ぶ仲間の半分以上がお腹を壊しても、ピンピンしていた私、ビックリ
お薬を飲み、ややお腹が落ち着いたところで、出発。
どうしても行きたかった、ダンブッラの石窟寺院へ、立ち寄った
お腹をさすりながら、かなり高いところへ、岩山を上がっていくと、素晴らしい寺院が
全て洞窟の中、沢山の仏陀と天井に壁画が。そして、地元の人がたくさん、祈りに来ていた。
また、不思議なのが、5つくらい仏陀の洞窟があるんだけど、1つはヒンドゥーの洞窟共存してるな~と関心。
ダンブッラの寺院、私は大好きでした。かなりオススメ景色も素晴らしい!
さらに、そこからキャンディへ、進む。しかし、お腹はかなり痛い(汗)
なんとか、4時間くらいかけてキャンディへ、到着。ヴィラ49というゲストハウスへチェックイン!
ここ、町からは少し離れているけど、有名な仏歯寺からは10分くらい。喧騒から離れて、緑の中、シンプルだけど清潔でなかなかいい所。
夫が、ここのママさんに私の体調を相談すると…
なんと、ご主人がお医者さんだと
普段は、コロンボで働いているけど、週末で帰ってくると
帰宅後、ご主人が部屋に来てくれました。奥様もとても優しい素敵な方、ご主人も、絵に書いたような、優しいお医者さん
結局、シギリアで食べたエビかカニから食中毒になったらしい
内陸部で甲殻類を食べるときは、停電などもあるので気をつけるべきとのこと。
すぐに、抗生物質を頂きました
夕飯は、夫にカレーを、私にはスープを作ってくださり、翌朝には元気に本当に感謝
と、喜んだのはつかの間
今度は、夫の具合が悪くなりました
朝食も食べずトイレとベッドの往復(涙)
しばらく休むというので、私は一人で仏歯寺へ。
その後、落ち着いたというので、最終目的地タンガッラへ移動することに。(7時間以上の道のり)
出発が、ややゆっくりだったので2時間くらいでランチ休憩に。
日本人の奥様がいるオーナーさんが始めたレストランだそう
田舎なんだけど、かなりスリランカにしてはオシャレ。
ご主人のチャナさんは日本語ペラペラ。
ひとまずオーダー。夫もスープをオーダー。
が、しかし彼の様子がだんだんおかしく
気持ち悪いのか、お腹が痛いのか、だんだん顔や体が青くなり、呼吸が荒くなり、大量の汗。
ついに、テーブルに頭をもたげてしまいました。
周りも心配し、日本人の奥様も出て来てくれ、薬をだしてくれたりしているうちに、
更なる急変が
手、足、舌の筋肉が硬くなりだし、手の親指は完全に内側に曲がってしまったんです。すごく痛そうなんだけど、
声がなかなか出ず…後から聞いたら舌が硬直してうまく話せなく、また話して言葉がおかしかったら、心配をかけると思い、話さなかったみたい。
本当に怖かった。
お医者さんがあいているか、レストランの人たちが方々に電話をいれてくれました。そこで、夫が振り絞って言った言葉は
「救急車」
そこからは、この人に何かあったらどうしようとやや、パニックに。
周りに、救急車をお願いするも、この国には救急車はないと言われ…(都会にはあると思うけど)
そんなやり取りの間、レストランの関係者の人たちが、アーユルヴェーダのバームを彼の手にすり込み、一生懸命さすってくれてました
ついに、日曜日でもやっている町医者を見つけてもらい、男性陣が、なんとか車まで彼を支え、出発。
レストランの方もついて来てくれ、小さな町医者へ。
車の中では、ひたすら祈りながら彼の手をマッサージ。
お医者さんにつくと、すぐ診てくれました。
なんと、呼吸を早くし過ぎて、血液中の二酸化炭素量が増え過ぎたため、筋肉が硬直したそう。
お医者さんが、ゆっくり呼吸するよう促したら、少しずつ体が緩みました
ホッとしたら、泣けてきた。
運転手のラージャおじいちゃんは、大丈夫だよ、僕がついているんだから…と背中をポンポンしてくれ、頂いた処方箋は、レストランの方が薬局に買いに行ってくれた。
オーダーしたけど、いただけなかった食事代を払いにレストランへ戻った。
なんと、オーナーのチャナさんと私、以前会っていたことが発覚
チャナさんは、自由が丘在住。
私たちと、仲の良い職場の同僚がよくいくパブであっているらしく、覚えていてくれた。
結局、その日はキャンディに戻りゲストハウスを延泊。彼は16時間くらい飲まず食わずで寝ました
お医者さんのパパさんに、再度相談。薬を飲めば大丈夫とのこと。
でも、何度も心配で息しているか確認しちゃった(汗)
今回、どれだけ人に助けられ、恵まれて、幸運なのかをしみじみ実感
ゲストハウスのご夫婦、たまたま寄ったレストランのオーナーさん、運転手のおじいちゃん、この巡り合わせに、本当に感謝
そして、呼吸の大切さを、ヨガを通しよく実感しているはずの私なのに、あの体の硬直が食中毒からきたものだったら、死に至る可能性があるかも…と思い、怖くなり、彼の呼吸の誘導が出来なかった
冷静でいること、まず呼吸にフォーカスすること、学びが多い時間でした。
感謝
そして、パートナーの存在の大切さを改めて実感した日でした。
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