3月も中旬に入りました。
この時期は決算期を控え、着地点の確認を慎重に判断しています。
利益を出すのは当然ですが、利益の額が問題です。
多く出し過ぎると税金が多くなり、少なすぎると内部留保が弱くなります。
弊社は、不動産建設業を行っており
特に、金融とは切っても切れない程必要な業態です。
したがって、節税を行うより、
明日への投資資金の確保を1番に考え、しっかりとした納税を行ってきました。
現在もその意識は変わりません。
節税のメリットは、
税金の納める額が減る
これにつきます。 多くは減価償却資産を持つとか、保険に入る等の手段を取ります。
当然弊社でも、検討はしていますが、
どの手段もキャッシュが減る事には変わりがありません。
例えば、1000万円の保険に入ると、
経費は500万円になります。
すると納税額は、40%として、200万円となります。
では、1000万円の利益を出したとすると、
納税額40%として、400万円となります。
結果、保険に入ると200万円の節税となります。
次にCFを見てみます。
保険に入ると、
1000万円の保険 + 200万円の税金 = 1200万円のキャッシュアウト
保険に入らないと、
400万円の税金 = 400万円のキャッシュアウト
その差は、800万円のキャッシュが残ります。
来季も、土地を購入し、アパートを建てる業者としては、
実際のキャッシュを優先するのが、来季への重要な課題となります。
納税が多いと良い事は、
内部留保が多くなり、自己資金比率が上がる事により、安定した企業へとなります。
長期借入でのアパート経営は、
資産価値及び自己資本比率は重要なポイントです。
更に、倒産が多い昨今では、
取引業者は、得意先の決算に注目しています。
少しでも、不安が有ると、取引条件が厳しくなります。
発注量が多い事と、支払い能力が安心できることで、割安な仕入れが実現します。
また、金融機関は節税の話をしながら、利益額もしっかり見ています。
利益を出すことにより、金利条件が良くなり結果、経費削減も実現します。
以上の事を踏まえると、会社を成長させるためには
納税が1番良いと考えています。
しかし、金融機関からも、また、多くの保険を扱っている知人からも、提案を受けています。
それ自体は否定はしていません。
万が一に備えてのリスクヘッジも、経営者としては当然の責任です。
聞く耳は常に持って、お待ちしています(笑)
おっ!! と思わせる提案を期待します。
スタッフブログ (会社で働くスタッフの本音が、垣間見れます)