大谷君 今季45号ホームランの痛快 爆笑パフォーマンス | 花川戸のブログ

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年寄の戯言

大谷君 45号ホームラン

 

ベース1周後向かった先はある一人のパドレスファンだった

まー時間が有ったら上のYoutube観てほしいんですが、僕はマジ笑っちゃった
何度も観たしね、他のYoutube動画も観たけど、この動画↑が一番分かり易かったです
パドレス野次おやじとのハイタッチの一部始終が静止画ではなく動画として記録されてました
非常に優れた動画だと思います
 
この試合観たことない人には何のお話か分からないだろうし、野球にまたは大谷君に
関心のない人もいるでしょう けどこの話はもう野球を超えている 
大きく言えば人類皆友達 野球を愛する人たちに敵とか味方なんて関係ないんだ
熱烈な敵ファンさえも「まいったよ 翔平 君には」と笑いながら頭を下げてしまう 
見た人全ての人に暖かいものを感じさせる静かでユーモラスな心がほっこりする
感動の一場面となった
 

大谷君大不振

対パドレス戦3連戦の3戦目の今日 チームはこれまで2連敗  
大谷君は昨日までの2試合で10打数0安打と大不振 
そして今日も2三振とヒットなしだった バットからは快音が聞かれなかった 
あまりの打撃不振に本人も内心苛立っていたと思う 
 

超有名パドレスファン

ドジャースベンチのすぐ横の最前列でパドレスのユニフォームをまとい
黒人でサングラスの40代の小太りのおじさんファンは、パドレスファンに拡声器とあだ名されるぐらいの有名な熱狂的なパドレスファンだそうで、もはや宗教といってもよいほど
そういう方にとってパドレスが負けるなんてことは絶対にあってはいけないこと
強敵となる大谷君に毎打席毎打席、辛辣な口汚い野次を飛ばしていた
 
「ヘイ翔平 おまえ全然打てないじゃないか!」
「MVPなんて名ばかりだな、悔しかったら打ってみろ!」
何を言ったのかは定かではない 
 

今季45号をぶっ放す翔平

9回の最終打席に入る前に、野次を飛ばすおやじに一言二言何か言ってるように見えた
あと少しのジェスチャーと それほど近い最前席におやじはいる
僕には、よーし分かった この打席見てろよ かっ飛ばしてくるぜ 見てろよ野次おやじ 
そう言っているように見えた
 
カキ―ン!松井の投じた151キロの球をはじき返した 放物線を描き外野席に飛び込んだ
試合を決める1発ではなかった すでにそれなりの点差がついていた
 
それでも相手の息の根を止める効果のあるホームランではあった
45号ホームラン 大谷君は少しホッとしたかもしれないね
 
野次の事なんてどうでもよかった 彼はこの超不振を切り抜けるきっかけが欲しかった
そういう意味でこのホームランは意義深かったと思う
珍しくかなり力んで強振していた 力が入った 狙ったのかもしれない 
このあたりは野次を意識していたかも しかしそれは分からない
兎にも角にも大谷君は久しぶりにホームランした
 

ほらよ おやじ 打ったぜ

そう言ったかどうかは定かではないが、ドジャースベンチの手前にいる親父のところへ行き
手を差し伸べた 野次おやじもまいったなという顔で手を出した これでハイタッチとなった
 
ここがハイライト なんとも微笑ましい 敵ファンとハイタッチなんて有りえないらしい
敵は敵 味方は味方 暗黙の了解で慣習化されている
打席前にどんなやり取りがあったとしても、敵ファンと交わるなんてことは 
そうハイタッチのような目立つ行為は避けるべき行為というならわし
つか誰もしない しようともしない 全く考えもしない行為
 
だけどそれを大谷君はごくごく自然な振る舞いとしてやった 
周囲のパドレスファンもドジャースのベンチの面々も笑っていた 
嘲笑じゃないホントの笑顔たちがそこにあった
 
僕も笑った 大きく笑った 嬉しかった
 
頭を下げるおやじ(笑)
 
 

Inspiration / Gipsy Kings

 

コーヒーを飲みながら、あのシーンを思い出している

あの野次おやじがとってもいい 大谷君ももちろんナイスだけど

 

やられた―感が画面越しに伝わってきた 君にはまいったよ 降参だぜ

笑っている 

 

以前にインタビューでブーイングをどう思うかと問われた大谷君は

相手チームが好きなんだから僕にブーイングをするのは当然です

のようなことを言っていた

 

大谷君は野球そのものを愛している 敵も味方もいて 

一所懸命にそれぞれのチームを応援する それが野球

味方だけの野球なんてない そうやって敵味方でワイワイと燥ぐ

 

球場全体を包み込む熱狂、応援、野次なんて子供の頃から知っている

ブーイングをしてくれるなんてむしろ味方だよ

認めてくれているからこそなんだ

 

茶目っ気が発揮できて大谷君もさぞ楽しかったろうと思う

 

打てたのはあなたのおかげさ ありがとう