東京宝塚劇場 月組公演。
歌も演技も踊りも三拍子揃った稀代のショースター霧矢大夢、キリヤンの退団公演でございます。
この日は友会優先公演ってこともあり、もう日本全ヅカヲタ連合会みたいなことになっとりますぞ!
どっから来たの!ってなひとひとひと…素晴らしい!
私自身にとってはいにしえの「シューマッハ」<今ではもうその名称誰も言わないな
の最後の二人のうちの一人。
このあとユウヒちゃんが出たら、本当に寂しくなるなぁ。
短い真ヅカファン生活の殆どを贔屓の隣にキリヤンを見て、聞いて過ごしたわけで…
あぁ、本当に心からの御礼を叫びたい!上手い歌を、ダンスを深い演技をありがとう!
そして、思えば貴重なたった一週間の「シニョール・ドンファン」大劇場公演のジョゼッペも生で見たし、お友達が全作揃えてるDVD(スラップからのほぼ全出演作品)を我が家の「魂を救う会」(ヅカ・四季・その他の舞台映像鑑賞会)で見て来た私ですよ!
できればリカちゃんから、直接バトンを貰っても全然おかしくなかったし、そうなればよかったと思っていたんですよ!
その後のキリヤンの軌跡を見ていたら、時間を掛けて満を持しての月トップ、充実し恵まれた名作、大作への出演経歴を思うと本当にこれで良かったんだなぁと思う。
生のキリヤンの見納めの日。
10年来の劇友、仲良し4人で揃って観劇出来たことが本当に嬉しいよ~♪
ってことで、もうキリヤンらしい、正統派イイ男を最初から最後まで貫いたのが凄すぎる!
正しい「退団公演」のお手本のような美しさを魅せてくれたので、またもやアホレポ参ります。
「エドワード8世~王冠を掛けた恋」
略してエドハチ!去年の映画「英国王のスピーチ」で有名な王様のお兄ちゃんのお話。
王位を放棄して、離婚歴のある米国女性との恋に生きた、とされるエドワード8世のロマンスは、もはや遠い遠い歴史上の昔話ですが、私の子供の頃なんかにはまだまだ、テレビなんかでたまに特集されたりして、な~んとなくは知ってたので、かなり詰め込まれた脚本でも物語りにはすんなり入れたよ。<こんな所で年の功
最後まで英国一の広告塔、最高のプリンスチャーミングを貫いたエドワード8世の生き方と、孤独なトップスターの大役をやりきったキリヤンを重ね合わせる趣向もイイヨ~。
言葉遊びに多々あるし、キリヤン初舞台の手塚「火の鳥」から「パンドラの箱」とか、後のショーのテーマ「霧の駅で…」などのニヤリとホロリとさせる所もた~くさん!
サロンだったり、中東だったり、上海だったり、スタジオだったり、場面も暗転なくどんどんとセリで上がって盆で回って見せる所がヅカの良さ。
<たまに商業演劇で何分も真っ暗だと待ちきれなくてウズウズしちゃうよ!
「スカーレット・ピンパーネル」とか「ミー&マイガール」とか、大作に恵まれたトップさんは、軽~い作品で綺麗にサラッとサヨナラをするんだね。
ただ史実、モデルアリの話だから役と絡みが…脚本、大変だったろうけど、次期トップの二人が新聞記者とか端役だから、出番はあっても絡みは…ガッツリ後を継ぐって感じの演出はショーに任せる感じかな。
奔放な物怖じしないアメリカ女性に惹かれて行く感じは凄く解ったんだけど、普通のプリンセス誕生とは行かない、悲しい物語りにならないように、もう少し、二人の恋に突っ込んで(つまりココでフォーリン!恋人になった瞬間を)描いて盛り上げて欲しかったか…
つまり、もっと恋をするキリヤンを見たかったのが勿体ない。
でもサヨナラ公演だから、ただ恋をするだけじゃダメだしね、ヅカってこういう所が難しいんだよね~!
この題材で、普通の公演だったらもっと描けたこともあったかも。<笑
いや、キリまりは美しくて、とにかく歌がどれも素晴らしくて。
退位前の心情を歌い上げる曲がとくに圧巻。ま、上手いの当たり前!キリヤンだもん!
「Misty Station~霧の終着駅」
さてさて、二部前の休憩中。
聞こえた来たカフェ隣のグループさんの会話。
「月組さんって、音痴が居ないよね~!」←こういう言葉が出ること自体が愛おしいヅカファン。
そうです、音痴がいてもお金取って良いのがヅカです!←キッパリ褒めてる、ファンに愛されてる。
しかしキリヤンに厳しく指導されてる月組子に音痴は居ない。<爆
気持ちよいビートの連続、テンポ良く切れ目のない見所満載だと噂のショーが始まった~!
駅、トレイン、がテーマだから疾走感が半端無いし、古くさいのんびりしたショーとは違う。
あっという間に終わっちゃうから、見逃したら大変と言われていたから心してたつもりだけど、やっぱり5分ぐらいに感じた。<凄いスゴイ
出だしはちょっとデビューの「火の鳥」を意識して?の手塚モードの映像がスクリーンに映し出され、アニメモード全回。<ここで何か思い出すべきだった
途中はオウムさん達の原色衣装とか、これも火の鳥っぽい?<うんうん
そして、女の子達の衣装は超ミニでAKB、萌え画から抜け出て来たみたい。<ソレソレ
男役君たちも(女の子と)揃いのタータンチェックの衣装に腕章、ロングブーツに肩モールで軍服モードも超格好いい。<劇ではスーツ&コスチューム萌でショーじゃ軍服って天国じゃ?
ああ、この豪華さがヅカだよヅカ!
トレイン的なドンドン来るオリジのテーマ曲がまた良くて楽しい楽しいっ!
ってなことを思ってたら…
素晴らしい声量、聞いた事もない美しい艶声でキリヤンが銀橋で歌い始めた曲が
♪わたしにかえりなさい~~~~~
え?
魂のルフランじゃないか!
エヴァかよ!
あぁ、わかった!
ここでやっとわかったよ!
演出の先生、ヅカ座付き作家の中でも随一のアニヲタで有名な斎藤センセだったんだね。
<遅いよ余りに遅い気づきだよ
これが解れば、もう後はスッキリ。<わかったからもう
ヅカに掛かれば、エヴァ曲だって、これ以上なく壮大な中詰めソング滂沱の涙!
<こんなに壮大で上手い、ミュージカル役者の歌うルフラン聞けて良かった
個人的には、映画音楽のリミックスでガンガン聞かせたあたりの音楽がすご~く踊りも歌も凄くてスキ。
懐かしい「アロンアゲイン」「ファイナルカウントダウン」と流れメロディーが際だってどんどん客席はヒートアップ、煽られる。
同時退団のトップ二人のシーンも多くて、デュエットダンスもガッツリ、リフトも高くて、小さなキリヤン(ゴメン)の首に飛びついて留まるみたいにちょこんと抱かれてクルクルされるところが可愛い。
いや、キリヤン、誠に力強い!
最後まで、強い力でファンをググ~~っと引っ張って来たのがよく分かる、素晴らしいダンスだった。
曲は、使い古されているようで案外ほぼ誰も使ってなかったという穴場曲?「マイウェイ」これも映画音楽と言えばそうなのか。
娘役がライトセーバーを振り回すとか、相変わらずのゴチャゴチャだけど。
熟年ファンには、はしだのりひこの「風」でご機嫌伺い、アンルイスの「グッバイマイラブ」なんかを、やはり退団するトップ娘役に銀橋渡って歌わせたりして、年齢層の幅の広さにもちゃんと対応。<歌詞がすご~く当てはめたみたいに合ってる!
そして、若いファンにはアニソンで押せ押せだったり。<まさかのロケットまでそう
楽しめるし、嵌るわコレ。
あぁ、あと一週間しなかいんだね。
後のまさおとみりおの競演、珍しい二番手じゃなく、トップVS準トップ、男と男のガチンコ勝負なストーリーを楽しめる新しい月組にも期待が膨らむぞ!早速ロミジュリ絶対行くぞ!その後も私の見たい男同士の話来い~~!
実力者らしい、キリヤンの全力疾走。
ヅカ人生を走り抜けてゆくその姿は美しく、気高かった。
